大谷翔平、日本人史上初のMLB本塁打王はどうなる!? 土壇場で猛追するロベルトJr.とジャッジの現状は?

2023年9月24日(日)12時51分 ココカラネクスト

44本でいまだ本塁打王争いでトップに立つ大谷(中央)。そんな二刀流スターにロベルトJr.(左)とジャッジ(右)が迫っている。(C)Getty Images

 キューバの大砲が存在感を強めている。

 現地9月23日に行われた敵地でのレッドソックス戦に、「3番・中堅」でスタメン出場したルイス・ロベルトJr.(ホワイトソックス)は3試合ぶりの本塁打となる38号ソロを記録。アメリカン・リーグの本塁打王争いでトップに君臨する大谷翔平(エンゼルス)に6本差と迫った。

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 手に汗握る戦況で一発は飛び出した。9回表2死無塁の局面で4打席目に立ったロベルトJr.は、相手2番手ジョシュ・ウィンコウスキがカウント0-1から投じたアウトコースへのチェンジアップを強振。流し打たれた打球はライナーでグングンと飛距離を伸ばして、ポール際に突き刺さった。

 26歳のスラッガーは驚異的なペースで本塁打を量産している。直近7試合で打率こそ.222と低調だったロベルトJr.だが、現地9月18日から2戦連続弾を放つなど3本塁打を記録。そして、このレッドソックス戦での38号で残り7試合でトップの座も射程圏に捉え、ラストスパートをかけている印象だ。最終盤に“大爆発”があれば、大谷の栄冠も危ういかもしれない。

 もっとも、目下、大爆発中なのは、昨季にアメリカン・リーグ記録を更新する年間62本塁打したアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だ。今季は右足親指の靭帯断裂によって6月から約2か月の離脱を強いられた名門が誇る大打者だが、ここにきて量産態勢に。現地22日のダイヤモンドバックス戦では1試合3本塁打するなど、現在35号。こちらは直近7試合で打率.440、長打率.880、3本塁打と逆転してもおかしくはない気配を漂わせている。

 ロベルトJr.は残り7試合で6発、ジャッジは残り9試合で9発。いずれも差を考えれば、大谷の日本人史上初のメジャー本塁打王は堅いようにも思える。それでも何が起こるか分からないのが野球だ。レギュラーシーズンも最終盤に入り、パワーヒッターの称号とも言うべき本塁打王争いの行方から目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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