FIA、WRC開催希望国増加を歓迎。次季開催カレンダーを「将来的には3月中に発表することを狙っている」

2019年9月28日(土)7時58分 AUTOSPORT web

 FIAのラリー部門を取りまとめるイブ・マトンは、WRC世界ラリー選手権の開催を希望する国が多くなっているとコメント。将来的に翌年のWRC開催スケジュールを「3月ごろに発表することを狙っている」と明かした。


 近年、WRCはヨーロッパ圏外でのシリーズ戦を増加させたい意向を示しており、2019年にはラリー・チリを初開催。2020年に向けてはフランス、スペイン、オーストラリアの3カ国での開催を見送り、代わってケニア、ニュージーランド、そして日本での開催を復活させるなど、カレンダーの活性化を行っている。


 FIAのラリーディレクターを務めるイブ・マトンは「チャンピオンシップをよりグローバルなものにしたいと考えており、WRCにはヨーロッパ圏外のラウンドがもっと必要だと考えていた。この拡大戦略の結果が2020年カレンダーには表れている」と語っている。


「2020年、ケニアと日本がシリーズに復帰を果たし、オーストラリアに代わってニュージーランドがカレンダー入りする。そしてWRCのDNAとも呼べる伝統的かつ象徴的なヨーロッパラウンドも残っており、バランスが取れている」


「WRC開催に強い興味を持つ国が多く存在しており、シリーズの開催可能スロットを超えた数の国から開催希望がある。これはシリーズが健全であり人気があることを示している。そして開催国をローテーションさせることで質の高いイベントを数多くWRCに組み込むことができる」


「この新しい開催カレンダー戦略がWMSC(世界モータースポーツ評議会/ワールドモータースポーツ・カウンシル)で承認されたことで、ここ数年より早く次季WRCカレンダーを発表できるようになるだろう。将来的には3月中には発表することを狙っているんだ」


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