平川亮「金曜日から自信があった。戦略は限られているが、ミスなく走り切れば勝てる」/スーパーフォーミュラ第6戦予選トップ3会見

2019年9月28日(土)18時53分 AUTOSPORT web

 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦もてぎの公式予選を終え、ポールポジションを獲得した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、2番手の山下健太(KONDO RACING)、3番手の国本雄資(KONDO RACING)が会見に登場。予選を振り返るとともに、日曜日に行われる決勝レースに向けて意気込みを語った。


■平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/予選ポールポジション


「ポールポジションを獲れてうれしいです。昨日から結構自信がありました。(金曜日の専有走行では)ソフトタイヤを履いて2番手でしたけど、周りのタイヤの状況などを聞くと悪くないかなと思っていました」


「でもミディアムタイヤ(の感触)が微妙で、昨日や今日の朝(のフリー走行で)履いた感じでは、感触はあまり良くなかったです。Q1だけ突破できればポール争いができるかなと思っていました」


「Q1も危ないといえば危なくて、コンマ1秒くらい遅かったら(Q1で)落ちていたのでラッキーでした。Q2からQ3に向けてタイムを上げることができたのもよかったかなと思います」


「明日は天気が良いことを祈って、スタートを決めて普通のレースができればいいなと思います。10周目までは(ピットに)は入れないので、どちらのタイヤでスタートするかというのも悩むところではあるし、油断するとアンダーカットされてしまう可能性もあるので、今夜作戦を練っていきたいです」


「(決勝レースの戦略について)戦略はほぼ絞られています。ミディアムで10周しか走らないというのも、最初か最後のどちらか。多数は最初にミディアムを履いてアンダーカットを狙ってくるので、僕などはおそらくソフトでしかスタートできないと思います。あとはセーフティカー(SC)が入らないことを祈って、最初のソフトでしっかりと大きなミスをせずに走りきれば問題なく勝てるとは思っています」


「(タイトル争いについて)チャンピオンのことはあまり気にしていないです。予選なら予選、決勝なら決勝のことに集中してやっていますし、前半戦が散々だったので諦めがついています」


■山下健太(KONDO RACING)/予選2番手


「ずっとQ1で苦労していて、Q1を通ったのは(開幕戦の)鈴鹿以来というくらいミディアムタイヤに苦労していました。ただ今回は岡山に向けてチームがいろいろなことをやってくれました。セットも変えて、ミディアムでQ1を通れるようなクルマにしてもらって、Q1を通ることができました。そこが目標だったので、Q1を通れたのが一番良かったかなと思います」


「チームが考えてくれたセットを金曜日の段階から試していました。その段階からミディアムの感触が今までと少し違って、『もしかしたらQ1を通れるんじゃないかな』というポテンシャルを感じることができたので、金曜日からなんとなくいけるんじゃないかなとは思っていましたけど、やっぱりQ1はギリギリでした。僕はトップから結構離されているし、まだまだミディアムについては向上できるところがあると思います」


「(Q1のアタックについて)今まで何もわからない状態だったのが、岡山に来てから自分たちでコントロールできる状態になったので、岡山も(最終戦の)鈴鹿でも良いレースができるのではないかと思います。来年に繋がるようなことをチームにやってもらって、とても感謝しています」


「Q3のアタックは決まったのですが、最終コーナーを立ち上がってからずっとステアリングに表示されたタイムを見ていたら、知らない間に芝生の上を走っていて……。気付くのが遅かったです」


「最終コーナーまで(アタックが)決まっていたので、いけるんじゃないかと思って少しでも直線で速くなるようにと、(メインストレートの)左端を走ろうと思いました。左端を走りながらずっとタイムを見ていたら、知らない間に芝生を走っていました。最終コーナーを立ち上がった時点で(Q2のタイムよりも)『マイナス4』と表示されていたのですが、ストレートを通過したら『マイナス2』になってしまった。だからまあまあロスしているんじゃないかなと思います」


「今までも、ソフトを履けば上位にいることができるとなんとなくわかっていました。ポール争いができるとは思っていませんでしたが、ソフトだったらこれくらいはいけるのかなと思っていました」


「(決勝レースの戦略について)作戦は限られています。ただSCが入ると面倒なことになると思うので、それをよく考えたいと思います」


■国本雄資(KONDO RACING)/予選3番手


「3号車の山下選手が言った通り、僕たちは結構ミディアムタイヤに苦労していました。ただ今週末を迎える前にかなり準備ができて、ようやく良い週末を送れるんじゃないかなと思って岡山に入りました」


「金曜日のフリー走行からずっと下位に沈んでいたのですが、今までできなかったようなテストメニューを淡々とこなしました。今日の朝も、僕はソフトタイヤを履かずにミディアムを履いて、どちらかというとテストメニューをこなすという感じで準備をしていました」


「予選についてはQ1を通ったことが一番嬉しかったです。ソフトを履けば速いなというのはなんとなく感じていたので、Q2を突破することができました。今週末は、初めて良い状態の新品のソフトを履いた時にかなりグリップがありましたし、自分のなかでは、もうちょっとドライビングを詰めていけばQ2でトップも狙えるかなというくらいフィーリングも良かったです」


「(Q1でのアタックについて)ミディアムでは走ったフィーリングも、今までの理解度も全然違いました。いきなり結果が出るとは正直思っていなかったので、びっくりしています」


「Q3に向けて少し自分のドライビングをアジャストしていったのですが、それがちょっといきすぎてしまって、3番手になってしまいました。すごく悔しい3番手ですが、やっと走る前に熱く戦える気持ちになったし、悔しい気持ちになったのも久々だったのですごく楽しい予選でした」


「今週やったことは必ず(最終戦の)鈴鹿にも活かせると思うし、鈴鹿ではもっとミディアムのパフォーマンスを上げてレースでも戦えるんじゃないかなと思います」


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