好調ミランが3連勝! 鎌田大地は3戦ぶり出場も、ラツィオは早くも4敗目

2023年10月1日(日)2時56分 サッカーキング

ミランがセリエAで3連勝 [写真]=Getty Images

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 セリエA第7節が30日に行われ、ミランとラツィオが対戦した。

 ミランは16日に行われた第4節、インテルとのミラノ・ダービーこそ1−5で大敗したが、残る5戦はすべて白星を飾っている。一方、ラツィオはスタートダッシュに失敗したものの、27日に行われた前節トリノ戦では白星を飾り、今季の成績を2勝1分3敗とした。昨季トップ4フィニッシュを成し遂げ、今季は欧州での戦いにも挑んでいる両クラブの対戦で、勝利の女神が微笑むのはどちらのクラブになるだろうか。

 ミランは3−1で勝利した27日開催の前節カリアリ戦からスターティングメンバー5名を変更。キャプテンのダヴィデ・カラブリアや“エース”のラファエル・レオンらが先発に戻ってきたことに加え、負傷から復帰したマイク・メニャンがゴールマウスを守る。一方、ラツィオは前節から3名を入れ替え。エルセイド・ヒサイとマテオ・ゲンドゥージが先発に復帰し、最前線にはチーロ・インモービレではなく今季初先発のバレンティン・カステジャーノスが入った。鎌田大地は3試合連続のベンチスタートとなっている。

 この試合最初のチャンスを作ったのはラツィオ。13分、自陣左サイドでのボール奪取からルイス・アルベルトが時間を作って斜めに繋ぐと、マヌエル・ザッカーニを経由してフェリペ・アンデルソンにボールが渡る。中央へ絞っていたF・アンデルソンが独力でボールを持ち運び、ペナルティエリア左から左足を振り抜いたが、シュートは枠を外れた。

 対するミランは28分、ルベン・ロフタス・チークが負傷の影響でプレー続行不可能となり、代わってユヌス・ムサがピッチに送り出される。アクシデントに見舞われたが、前半終了間際の44分にはチャンスを構築。敵陣右サイドでパスを受けたムサがクロスボールを送り、ボックス中央のジルーが右足で合わせる。ここはGKイヴァン・プロヴェデルに弾かれるも、こぼれ球に反応したタイアニ・ラインデルスが持ち出しから軸裏でフィニッシュ。ここは右ポストに嫌われた。

 スコアレスで折り返した後半、遂に試合の均衡が破れる。敵陣でクリアボールを拾ったテオ・エルナンデスが斜めの方向へパスを付けると、前を向いたヤシン・アドリが左足で縦パスを送る。ペナルティエリア手前左寄りの位置でパスを受けたラインデルスはスルーパスを送ると、ボックス左で反応したR・レオンがダイレクトで折り返し、最後はフリーになっていたクリスティアン・プリシッチがダイレクトで沈めた。ミランが先手を取っている。

 1点ビハインドとなったラツィオは67分、ニコロ・ロヴェッラとゲンドゥージを下げてマティアス・ベシーノ、そして3試合ぶり出場となる鎌田をピッチへ送り出す。さらに75分にはカステジャーノスとF・アンデルソンに代えて、ペドロとインモービレを投入した。

 だが、ラツィオが攻撃的な選手を送り込んだ後もミランが多くのチャンスを作り続け、ムサやプリシッチがゴールに迫る。88分には左サイドのスペースでスルーパスを受けたR・レオンが、ドリブルでボックス左の深い位置まで侵入。マイナスへの折り返しをノア・オカフォーがダイレクトで沈めた。オカフォーの2試合連続ゴールでミランが試合を決定付けた。

 後半アディショナルタイムにはペドロがミドルシュートを決めたものの、直前のプレーによるオフサイドの判定で得点は認められず、試合はこのままタイムアップ。ミランはこれでセリエAで3連勝を飾り、この後に試合を控えているインテルにプレッシャーをかけた。一方のラツィオは今季初の連勝とはならず、早くも4敗目を喫した。

 この後、両クラブは4日にCL第2節が控えている。ミランは敵地でドルトムントと、ラツィオはホームで日本人選手5名が所属しているセルティックと対戦予定だ。次節のセリエAでは、ミランは7日にジェノアの本拠地に乗り込む。一方、ラツィオは8日にアタランタをホームに迎える。

【スコア】
ミラン 2−0 ラツィオ

【得点者】
1−0 60分 クリスティアン・プリシッチ(ミラン)
2−0 88分 ノア・オカフォー(ミラン)

サッカーキング

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