IMSA:マツダ、2021年は1台体制へ縮小。将来に向けLMDhの“評価”にリソースを移す

2020年10月3日(土)9時5分 AUTOSPORT web

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに現在2台体制で参戦しているマツダが、2021シーズンは1台へと参戦台数を縮小することが明らかになった。


 2021年はオリバー・ジャービス/ハリー・ティンクネルのドライブによるRT24-Pを1台のみ投入し、ミシュラン・エンデュランス・カップのタイトルがかかる長距離戦では、これにジョナサン・ボマリトが加わる。


 2014年のプロトタイプ・プログラム開始以来のメンバーだったトリスタン・ヌネスはブランドアンバサダーとして陣営に残って、マルチマチックがオペレーションするプログラムのビークル・ダイナミクスをサポートするという。

長距離イベントとなった2020年第6戦ロードアトランタで2位を獲得したマツダ55号車の(左から)ライアン・ハンター・レイ、ハリー・ティンクネル、ジョナサン・ボマリト


 DPiの参戦台数を削減するというこの決定は、2022年からウェザーテック選手権で参戦可能となるLMDhプラットフォームの評価を含む、リソースのシフトの一環として行なわれるもの。マツダがIMSAのトップカテゴリーで1台のみのエントリーとなるのは初めてのこととなる。


「マツダはモータースポーツ・プログラムの将来を見据えているため、リソースをLMDhカテゴリーの評価にフォーカスしていく」とSportscar365に届けられた声明には記されている。


「2021年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権においては、マツダはプライマリー・ドライバーであるオリバー・ジャービスとハリー・ティンクネルが1台のチームでレースをする」


「ジョナサン・ボマリトは耐久レースで陣営に加わる。トリスタン・ヌネスはブランドアンバサダーとしてマツダと緊密に協力し、ビークル・ダイナミクスを支援していく」


「すべてのファンとパートナーの、マツダ・モータースポーツへの継続的なサポートに対し感謝するとともに、2020シーズンをトップで終えることを願っている」


 マツダの台数削減は、ウェザーテック選手権におけるDPiクラスの参戦車数減少にさらなる打撃を与えることになる。


 2020年シーズンは8台のマシンがDPiのグリッドについているが、2021年のDPiクラスにフルシーズンエントリーが確定しているのは、少なくとも5台。マツダ1台のほかは、ウェイン・テイラー・レーシングとマイヤー・シャンク・レーシングからそれぞれ1台のアキュラARX-05、アクション・エクスプレス・レーシングとJDCミラー・モータースポーツからそれぞれ1台のキャデラックDPI-V.Rが参戦するものと予想される。

アキュラがカラーリングイメージを公開した
、2021年にウェイン・テイラー・レーシングがスイッチすることになったアキュラのDPiマシンARX-05

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