2020年F1カレンダーが承認、日本GPは10月11日に開催。史上最多22戦の過密スケジュールでテストが大幅縮小へ
2019年10月5日(土)7時45分 AUTOSPORT web
FIA世界モータースポーツ評議会会合が10月4日、ドイツで開催され、2020年F1カレンダーが承認された。来年はF1史上最多の22戦が開催される。
2019年3度目の会合がケルンのミハエル・シューマッハー・プライベートコレクション常設展示場で開催された。この会合で、8月に発表された2020年F1カレンダー案が承認された。
2020年カレンダーは、3月15日の開幕戦オーストラリアGPから11月29日の最終戦アブダビGPまでの8カ月半の間に合計22戦が開催される超過密スケジュールとなっている。ドイツGPが消滅し、新たにベトナムGPとオランダGPが加入。ふたつの新グランプリについては、「サーキット承認が条件」という但し書きが付されている。
鈴鹿での日本GPは、第18戦として10月11日に開催される。
22戦開催を受け、プレシーズンテストの日数は8日間から6日間に減らされる。近年では4日間のテストが2回開催されてきたが、2020年はスペイン・バルセロナでの2月19日〜21日と2月26日〜28日の3日間のテスト2回に変更された。また、2回開催されてきたインシーズンテストについては2020年は行われない予定となっている。
今回の会合では2020年のスポーティングレギュレーションについての多数の変更点についても協議されたということだが、FIAは詳細を明かしてはいない。これについては評議会に提案された後に、電子投票が行われる。
また、2021年の競技、技術、財務各規則案の最新バージョンの詳細も、今回の会合で提示された。今後、電子投票が行われた後に、各レギュレーションは10月31日までに発表される予定だ。
■2020年F1世界選手権カレンダー(2019年10月4日発表)
Round | 日程 | グランプリ | サーキット |
---|---|---|---|
1 | 3月15日 | オーストラリアGP | メルボルン |
2 | 3月22日 | バーレーンGP | サクヒール |
3 | 4月 5日 | ベトナムGP | ハノイ※ |
4 | 4月19日 | 中国GP | 上海 |
5 | 5月 3日 | オランダGP | ザントフールト※ |
6 | 5月10日 | スペインGP | バルセロナ |
7 | 5月24日 | モナコGP | モナコ |
8 | 6月 7日 | アゼルバイジャンGP | バクー |
9 | 6月14日 | カナダGP | モントリオール |
10 | 6月28日 | フランスGP | ル・キャステレ |
11 | 7月 5日 | オーストリアGP | シュピールベルク |
12 | 7月19日 | イギリスGP | シルバーストン |
13 | 8月 2日 | ハンガリーGP | ブダペスト |
14 | 8月30日 | ベルギーGP | スパ |
15 | 9月 6日 | イタリアGP | モンツァ |
16 | 9月20日 | シンガポールGP | シンガポール |
17 | 9月27日 | ロシアGP | ソチ |
18 | 10月11日 | 日本GP | 鈴鹿 |
19 | 10月25日 | アメリカGP | オースティン |
20 | 11月 1日 | メキシコGP | メキシコシティ |
21 | 11月15日 | ブラジルGP | サンパウロ |
22 | 11月29日 | アブダビGP | ヤス・マリーナ |
※サーキット承認が条件