藤浪晋太郎の覚醒の裏に名捕手の存在あり!球界OBが注目「いい女房に恵まれた」

2023年10月6日(金)11時30分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 藤浪晋太郎はアスレティックスでの開幕当初、課題とされていた制球に苦しんだが、中継ぎに転向されて以降は本来のポテンシャルを存分に発揮。不安定さは残るものの、トレードで加入したオリオールズでもチームの貴重な中継ぎ投手として9年ぶりの地区優勝に貢献した。

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 移籍してからもホールドを重ねた要因としてストレートの速さが挙げられるが、チームメイトに恵まれたことも大きい。阪神の投手コーチとして藤浪を指導していた金村暁氏がYouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演。藤浪の女房役である捕手のアドリー・ラッチマンの存在に触れた。

 金村氏は藤浪の活躍について「いい女房に恵まれた」と話し始め、「まだ若いんですけど、強打のキャッチャーで20発ぐらいホームランを打ってる」とラッチマンの成績に言及。ラッチマンは打率.277、20本塁打、80打点と捕手としては素晴らしい打撃成績を残した。25歳と年齢も若く、伸びしろ十分の逸材だ。

 打撃面が優れているだけでなく、金村氏は捕手としての資質の高さも評価する。「すごい献身的なキャッチャーで、晋太郎がボール2球続くとすぐにタイムをとってマウンドに行くんです」「マウンド上でコミュニケーションとったら、そこからストライク3球続けたりとか」と試合中に藤浪の異変を察知して修正している姿を見て感心したと話す。

 さらに、「晋太郎を気持ち良くしてくれるようなキャッチャー。結構ワンバンも止めてくれる。スプリットも投げやすいし、すごく良いキャッチャーに巡り合えたのかな」と細かな気配りやキャッチングなど捕手として必要な要素を多く持っているとコメント。そして、「このキャッチャーとの出会いっていうのが彼にとってすごく大きかったのかなって思ってます」と語った。

 ラッチマンは藤浪が登板した際、ミットをど真ん中に構えることでお馴染みだ。投手の特性を見定めたリードをしており、才能豊かな捕手であることは間違いない。ラッチマンとバッテリーを組んだことで藤浪はさらなる成長を遂げていくかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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