ロス・ブラウン、F1の週末スケジュール変更の可能性を否定「3日間の開催を維持することが最善策」

2019年10月17日(木)10時44分 AUTOSPORT web

 F1のスポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、先週末のF1第17戦日本GPでスケジュール変更を余儀なくされたことについて、多くのドライバーから前向きな反応があったことを認めているが、将来的に日曜日の午前に予選を開催するようスケジュールを変更する可能性については退けた。


 2020年シーズンにはF1カレンダーが22戦に拡大されることになっており、ブラウンとFIAは、チームの負担を軽くするためにも将来的にレースウィークの形式変更を検討することを促されている。


 金曜日のスケジュールを午前中のメディア対応と午後のコースでのイベントに分ける案が浮上しているが、この案を導入するとチームスタッフは1日遅く会場入りできるようになるため、この変更が実施される可能性は高い。


 先週末の鈴鹿では台風19号ハギビスの影響を受け、主催者は土曜日の走行をすべて中止して、予選を日曜日の午前に延期した。多くのドライバーがこの措置を前向きに受け入れており、彼らはこの経験からいくつか肯定的な教訓が得られたと考えているようだ。


 しかしながらブラウンは、F1の土曜日と日曜日のスケジュールは将来も変わらないことを認めた。


「鈴鹿ではスーパーサンデーとなり、おのずとF1の週末の形式に関する議論が再燃した」とブラウンはレース後のインタビューで語った。


「これは、新規則に取り組むうえで我々が焦点を置いている(F1の)細かな点の一部だ。我々は重要な関係者全員による意見を考慮している。主催者やチーム、そして大事なことにはファンの意見もだ」


「正直なところ、特に主催者との間では、タイムテーブルは異なっても、3日間におよぶコースでのイベントを維持することについて強いコンセンサスが得られている」


「鈴鹿の日曜日には、数時間の間に素晴しいショーが見られたのは事実だが、サポートシリーズはその前の日程に押し込まれてしまった」


「慎重な分析を行った結果、最善の解決策は、3日間にわたるイベントを維持することだという結論に達した。金曜日のスケジュールは修正するが、それ以外の日に変更はない。土曜日に予選を行い、日曜日に決勝を行う」


 F1の金曜日の修正版スケジュールについては、今月末には明らかになるとブラウンは述べた。


「チームの要求に応えるため、また、来年は22戦とグランプリが増加するため、我々はチームとドライバーが1日遅く会場入りできるようなスケジュールを組み直すことを検討している」


「新レギュレーションが発表される今月末に、詳細について話し合いをする予定だ」


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