自身もバロンドール候補にノミネートも…イスコ「受賞にふさわしいのはC・ロナ」
2017年10月17日(火)13時44分 サッカーキング
“世界一”の選手に贈られるバロンドールは1956年に創設。2010年から、FIFA(国際サッカー連盟)とのパートナーシップにより、名称を“FIFAバロンドール”(年間最優秀選手賞)と改めたが、契約満了に伴い、昨年からルールを改正。候補者は30名(旧制度では23名)で、最終候補者の発表は廃止され、受賞者、最終順位は年末に発表される。投票はジャーナリストのみによって行われ、授賞式は2018年はじめに実施される予定となっている。
レアル・マドリードからはイスコやC・ロナウドだけでなく、フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ブラジル代表DFマルセロ、ドイツ代表MFトニ・クロース、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスなど最多となる合計7名が選出。
改めてレアルが“銀河系集団”であることを見せつける結果となっているが、イスコは受賞にふさわしいのはエースであるC・ロナウドだと断言した。
「クリスティアーノが受賞しないと。そこには何の疑問もないよ。もちろん受賞は夢だけど、すごく難しいのは分かっている」
「30名の候補者が発表されて、レアルの選手も沢山選出されている。チームの調子が良ければ、選手個人が表彰される機会も増えるんだ。今のチーム状況には満足しているし、これからもこの状態を続けていきたい」
C・ロナウドは14日に行われたリーガ・エスパニョーラ第8節のヘタフェ戦で、待望の今シーズン初ゴールを記録したが、イスコは「時間の問題だったね。彼は絶対的なフィニッシャー。チャンピオンズリーグでは得点していたしね。彼の力は不可欠なんだ」と絶大なる信頼を寄せていることを明かした。
イスコは2013年7月にマラガからレアル・マドリードに加入。なかなか出場機会を得られなかったが、昨シーズンは公式戦42試合に出場し、11得点10アシストと存在感を見せつけた。同選手はチャンスをつかめなかった時代を回想し「できるだけ新聞やニュースでの批評は聞かないようにしていた」とコメント。
「どんなにいい選手でも、5本パスをミスしたらレアルにはいられなくなるんだ」とチーム内の競争の厳しさを認め、「5年間でフットボールの面では大きく成長したと思う。試合の流れを読むことができるようになった」と手ごたえを語った。