今年のバロンドールは3位、エンバペに足りなかったものとは? PSGのL・エンリケ監督が指摘

2023年11月3日(金)14時31分 サッカーキング

エースとしてPSGをけん引しているエンバペ [写真]=Getty Images

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 パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるルイス・エンリケ監督が、同クラブに所属しているフランス代表FWキリアン・エンバペが将来的にバロンドールを受賞する可能性について口を開いた。3日に控えたリーグ・アン第11節モンペリエ戦の前日会見の様子を、フランスメディア『RMCスポーツ』など複数のメディアが伝えている。

 10月30日、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催する2023年のバロンドールが発表。現在インテル・マイアミに所属しているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが自身8度目の栄冠に輝き、36歳にして自身が保持していた最多記録を更新する形となっていた。今回の受賞は2022−23シーズンのメッシが前所属クラブのPSGで見せた輝きも考慮されつつ、FIFAワールドカップカタール2022で母国を初優勝へ導き、自身のプロキャリアにおいて唯一欠けていたタイトルを手中に収めたことが高く評価されていた。

 メッシに次ぐ2位には、マンチェスター・シティにとって悲願だった初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献し、プレミアリーグとFAカップも含めた“トレブル”達成の原動力となったノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがランクイン。エンバペはメッシ、ハーランドに次ぐ3位となっていた。

 昨季のエンバペはクラブレベルの公式戦で43試合出場41ゴール10アシストと圧巻の個人成績を残し、PSGのリーグ・アン連覇に貢献しただけでなく、FIFAワールドカップカタール2022でも全7試合出場で8ゴールを挙げ、フランス代表を2大会連続の決勝戦へ導いていた。個人成績としてはバロンドール受賞に値する活躍を続けながらも、最終的には3位となったことを受け、モンペリエ戦の前日会見ではL・エンリケ監督に対して関連する質問が相次ぐことに。その中で、L・エンリケ監督は現在のエンバペに欠けているものに言及。それが達成されれば、“教え子”がバロンドールに輝くことに疑いの余地はないと語っている。

「キリアンの個人面での貢献度は世界的に見ても最高レベルだ。だが、彼個人として最高のパフォーマンスを見せるだけでなく、クラブや代表チームでトロフィーを勝ち獲らなければならない」

「パリで多くのトロフィーを獲得し、代表チームでも成功を収めれば、受賞の筆頭候補となることに間違いはない。私自身は彼のクオリティについて何の疑いも持っていないよ。将来的に、何度もバロンドールを受賞するだろう」

 L・エンリケ監督の意味する「トロフィー」とは、リーグ・アンだけでなく、クラブにとって悲願でもあるCLのタイトルを獲得することだろう。加えて、来夏にはEURO2024も控えている。PSGとフランス代表をともに欧州の頂点へ導けば、来年のバロンドールはエンバペのものとなる可能性も高いはずだ。

サッカーキング

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