F1通算100戦目を迎えるアルボン。5年間のキャリアは「他のドライバーほど順調ではなかったかも」と振り返る

2024年10月18日(金)8時0分 AUTOSPORT web

 アレクサンダー・アルボンは、今週末のオースティンで100回目のグランプリ出走を祝う予定だ。ウイリアムズはこの機会を盛大に祝う準備をしているが、好人物であるアルボンは、時間があまりにも早く過ぎたため、F1キャリアにおける興味深い節目にすでに到達しているとは思えないと認めている。


 アルボンは他の同僚たちとは違ってモータースポーツの歴史に詳しいわけではないが、100回目のグランプリ出走という記録に到達することは以前ほど珍しい偉業ではないと認識していたので、この記録の重要性を軽視してきたのだ。


 アルボンは、「今は1年間に非常に多くのレースが行われているので、ある意味100レースを達成するのにそれほど時間はかからないと思う。でも同時に、それは依然として大きなマイルストーンだ」と語った。


「僕の道のりは、グリッド上の他のドライバーたちほど順調ではなかったかもしれない。グリッド上のドライバーのほとんどはすでに100レースに到達していると思う。100レース未満のドライバーは実際にはそれほど多くない。確かに僕は100に到達しようとしているけれど、それでもまだ比較的経験の浅いドライバーのひとりだ」


「誰かが、あるいは僕がそのマイルストーンを通過するとき、これまでのF1キャリアにおける浮き沈みを少し振り返ることになるだろう。でも同時に、それでトロフィーを獲得できるわけではないからね!」


「150レースに到達することには白髪になっていて、懐かしく思うだろうね」

2024年F1第18戦シンガポールGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)


 2019年のオーストラリアGPでの初グランプリを振り返るよう求められたアルボンは、「実際のレースよりも、F1にいるという緊張感や感覚といった感情が思い出に残っている。本当に素晴らしいものだった」と思い返した。


「そこまでの旅を覚えている。彼らが僕のフライトをめちゃくちゃにしたのを覚えている。通常僕たちはビジネスクラスで移動するが、彼らは僕をメルボルンまでファーストクラスに乗せたんだ。もちろん僕はそれ以上のことは知らなかったので、『わあ、ファーストクラスだ』と思った。僕はファーストクラスどころか、ビジネスクラスにもほとんど乗ったことがなかったからね! それで突然、『わあ、これがF1なんだ、すごい!』と思ったよ」


 そして、過去5年間で物事がどのように変化したかを振り返ったアルボンは、次のように述べた。


「最初のレースから今に至るまで、実のところドライビング面は今もとても似ていると思う。さらに経験を積んだが、すべてが普通のことであるような感じがする。明らかに非常に恵まれた立場であるF1ドライバーでいることは、奇妙だけれどとても普通のことのように感じるんだ」

2019年F1第1戦オーストラリアGP アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)


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