WRC、2024年カレンダーを発表。ラトビアとポーランドが追加、ラリージャパンは3年連続開催へ

2023年10月20日(金)11時42分 AUTOSPORT web

 10月19日、WRC世界ラリー選手権は、シリーズ通算52度目のシーズンの年間スケジュールを発表。ラリー・モンテカルロからラリージャパンまで全13戦からなる2024年カレンダーを公開した。


 その中でもっとも大きなトピックは、ラリー・ポーランドの復活とラリー・ラトビアの新規開催だろう。2017年以来、7年ぶりのWRC復帰となるポーランドはシーズン中盤の第7戦に、そのラリー・ポーランドと同じくERCヨーロッパ・ラリー選手権のグラベル(未舗装路)イベントだったラトビアは、続く第8戦のスロットに収まった。


 日本のラリーファンが注目するラリージャパンは、2024年も第13戦の“シーズンフィナーレ”として行われる予定だ。開催日程は11月21〜24日となり、今季2023年より1週間遅くなっている。


■サファリ・ラリーが第3戦に移動


 前述のとおり2024年も開幕の地は不動、1月25〜28日に開催される伝統のラリー・モンテカルロでシーズンのオープニングを迎える。2月にシーズン唯一の“フルスノーラリー”として行われる第2戦スウェーデンも今季と同様だが、第3戦にはメキシコに代わってケニアが入った。


 その後はターマック(舗装路)イベントのクロアチアを挟んで7ラウンドにわたるグラベル連戦がスタート。第5戦ポルトガル、第6戦サルディニアに続き、前述のオーレン第80回ラリー・ポーランドが6月27〜30日に行われる。テト・ラリー・ラトビアは3週間の7月18〜21日の予定だ。一方、オット・タナクの母国イベントであるラリー・エストニアはWRCカレンダーから外れることとなった。


 トヨタのホームラリーであるフィンランドは来年も8月の開催に。第9戦ギリシャと第10戦チリはどちらも9月に予定されている。今季初開催となるセントラル・ヨーロピン・ラリーは10月31日から11月3日という月またぎでの開催に。そしてシーズン最終戦には3年連続でラリージャパンが指名されている。


 この新しいシーズンのカレンダー発表に際し、WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるヨナ・シーベルは次のように語った。


「2024年も私たちの大切な伝統を讃えるだけでなく、エキサイティングな未来へと導いてくれるカレンダーを使って、新たなアクション満載のシーズンが訪れることを心待ちにしている」


「ポーランドへの復帰とラトビアでのデビューは、ファンと競技者の両方に新鮮でエキサイティングなWRC体験を提供するという我々のコミットメントを強調するものだ」

2024年WRCシーズンカレンダー(10月19日付)

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