WEC、2024年から全戦で『ハイパーポール』形式の予選フォーマットを導入へ

2023年10月20日(金)8時9分 AUTOSPORT web

 現在ル・マン24時間レースで採用されている『ハイパーポール』形式の予選フォーマットが、2024年のWEC世界耐久選手権シーズン全体に導入されることが決定した。


 FIA国際自動車連盟が「強化された」と表現するこの予選フォーマットは、10月19日にジュネーブで行われた世界モータースポーツ評議会で承認されたもの。来季のWECは(ル・マンを除き)ハイパーカーとLMGT3という2クラス構成となるが、新予選フォーマットではそれぞれのクラスで2段階式のセッションが行われる。


 セッション1はそれぞれ15分間行われ、ここでのトップ10台が10分間の『ハイパーポール』と呼ばれるセッション2に進出し、上位グリッドを決することになる。


 この2セッション制のハイパーポール・フォーマットは2020年のル・マン24時間レースで初めて導入され、現在までル・マンのみで継続採用されている。ル・マンでは、各クラスの上位6台が最終セッションに進出するという形式が採られている。


 今回のFIA世界モータースポーツ評議会では、LMGT3のテクニカル・レギュレーションも承認された。このなかでFIAは、「LMGT3はFIAの既存のGT3テクニカルプラットフォームをベースとし、ジェントルマンドライバーとプライベートチームに焦点を当てたものとなる」と記している。


 また、GTEに代わるこのクラスでは、「夜光性のゼッケンパネルやリーダーライトなど、いくつかのWEC特有の仕様が採用される」としている。


 2024シーズンのWECは、3月2日にカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで開幕する予定だ。

ル・マンでは『ハイパーポール』後、各クラスPP車両によるセレモニーが行われている

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