F1 Topic:早ければメキシコGP前後に発表か、2018年のザウバーはフェラーリのジュニアチームに?

2017年10月21日(土)15時0分 AUTOSPORT web

 ザウバーの来季のドライバーラインナップが、かなり迷走している。新代表のフレデリック・バスールがフェラーリとの関係をますます強めていることもあって、今季F2チャンピオンになったばかりのシャルル・ルクレールの抜擢はほぼ間違いない。


 焦点となるのは残るひとつのシートで、当初はマーカス・エリクソンの残留が有力視されていた。


 ところがここに来て、フェラーリ側はもう一人のフェラーリアカデミー出身ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィを押し込めようとしているようだ。ザウバーのオーナーは実質的にスウェーデン資本であり、彼らにしてみれば面白くない。エリクソンの評価は必ずしも高くないが、来年1年は残留で基本的に合意していたはずだからだ。


 それがここに来てひっくり返されそうになり、フェラーリへの不満が高まっているという。しかし一方で「中団グループで戦えるようチーム力を上げる」ためにバスールを招聘し、極力口を出さないようにしてきた。


 今回のジョビナッツィの一件も、バスールにしてみればフェラーリにできるだけ貸しを作って、パワーユニット供給だけに留まらない、車体技術協力まで含めた関係を築き上げたいという思惑なのは間違いない。

2017年F1第17戦アメリカGP FP1に出走したシャルル・ルクレール(ザウバー)

 そんなバスールの主張が通れば、来季のザウバーはルクレール、ジョビナッツィのフェラーリコンビとなりそうだ。


 早ければ来週のメキシコGP前後に正式発表の見込みという。一方、メルセデス養成ドライバーのパスカル・ウェーレインは、マネジャー自らが「(残留は)非常に厳しい」と認めている。


 ウェーレイン本人はウイリアムズ移籍を強く望んでいるが、ランス・ストロールのチームメイト候補には現在のフェリペ・マッサを含め数人が上がっており、彼のつけ入る隙はほとんどないのが実状だ。


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