ホンダ「2台に続けてMGU-Hのトラブルが発生。信頼性が向上したと思っていたが…」/F1アメリカGP日曜

2017年10月23日(月)10時56分 AUTOSPORT web

 2017年F1アメリカGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはリタイア、ストフェル・バンドーンは12位だった。


 日曜朝にバンドーンのMGU-Hに問題が見つかり、ピットレーンオープンまで十分な時間がなかったため、パワーユニット全体を交換するという決断がなされた。バンドーンは金曜に新しいICEを入れたため、5グリッド降格が決まっていたが、これに加えて25グリッドダウンのペナルティが科され、最後尾20番グリッドからスタートすることになった。何度かオーバーテイクをして順位を上げていったものの、バンドーンは最終的にはポイント圏内には届かなかった


 アロンソは8番グリッドから好スタートを切り、ポイント圏内を堅実に走っていたが、24周目、8位走行時(前のフェリペ・マッサはまだピットストップを済ませていなかったため、事実上7位)、パワーが低下し、ピットに戻ってリタイアせざるを得なかった。その後の調査で、MGU-Hに問題が発生したことが分かったと、チームは明かしている。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ホンダF1プロジェクト総責任者 長谷川祐介
 チーム全員にとって本当に悔しい一日になりました。アメリカGPで貴重なポイントを獲得できるという期待を持ってここにやってきたにもかかわらず、2台に信頼性の問題が起こり、それによってトップ10フィニッシュを成し遂げることができませんでした。


 今朝、ストフェルのMGU-Hに問題を見つけたため、パワーユニットを交換することを決めました。そのため、彼はグリッド最後方から決勝をスタートすることになり、困難な仕事に直面しなければなりませんでした。それにもかかわらず、ストフェルは今日、見事なレースをしてくれました。コース上でオーバーテイクを繰り返し、常にいいペースを保って走り続けたのです。それだけの努力をしながら、1ポイントによって報われることがなかったことが残念です。    
 
 フェルナンドは8番グリッドからスタートし、すぐに7位に上がりました。ライバルたちを抑えてその位置を維持していましたが、MGU-Hの問題によってレースを途中で終えることになりました。
 
 最近のレースでは信頼性が比較的安定していただけに、今回、我々のPUに問題が発生したことを非常に残念に思います。さくらのファクトリーですぐに調査を行い、来週末のメキシコGPに向けて対策を講じます。


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