クロップも唸った会心の一撃! 出場機会に恵まれなかった遠藤航にリバプール地元紙も太鼓判「獲得を正当化した」

2023年10月27日(金)17時0分 ココカラネクスト

移籍後初ゴールを決め、吠える遠藤。その気迫あふれるプレーは指揮官をも熱くさせた。(C)Getty Images

 まさに会心の一撃だった。

 現地10月26日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第3節で、遠藤航が所属するリバプールがフランスの古豪トゥールーズをホームに迎え、5-1の大勝を飾った。

【動画】遠藤航が吠えた! 味方の絶妙アシストに応えた渾身のヘッド弾

 怒涛のゴールラッシュを展開したレッズ(リバプールの愛称)。そのなかで結果的に決勝点となる得点を挙げたのが、4-3-3のアンカーで先発した遠藤だった。公式戦で3試合ぶりのスタメン抜擢となった30歳は、1-1で迎えた30分にトレント・アレクサンダー=アーノルドのクロスにヘッドで押し込み、貴重な勝ち越し点をゲット。本拠地に詰め掛けたサポーターたちの前で移籍後初ゴールを決めた。

 試合後に英公共放送『BBC』の取材に応じたユルゲン・クロップ監督は「私たちは完全にコントロールしていた。良いゴールを決めて、誰も怪我をしなかった。完璧な夜だ」と大勝を飾った自軍を激賞。そのうえで、攻守で堅実な仕事ぶりを披露した日本代表MFにも賛辞を寄せた。

「ワタルは本当にタフだった。(前所属の)シュツットガルトでも信じられないようなゴールを決めていたが、今日も決めてくれた。本当に良いプレーをしていたし、ラインを破るパスも出していた。彼にとっては、上々の次のステップになったと思う」

 稀代の熱血漢からも手放しで称賛された遠藤。彼の出色のパフォーマンスには、地元メディアも太鼓判を押している。日刊紙『Liverpool Echo』は「一歩前進したワタル・エンドウへの懸念は和らいだ」と指摘。この試合まで公式戦の出場時間393分とプレー機会を得られていなかった日本人について「守備的MFのポジションに課題を抱えていたレッズにあって出場機会を与えられなかったのは懸念でもあった」と率直に記し、今回の活躍を次のように絶賛した。

「リバプール移籍後初ゴールを決める以前のプレーから、彼は自身の獲得を正当化するプレーを見せていた。熱心な観客もそれを認めており、エンドウには何度もチャントが送られた。終了間際にはリバプールのエリア手前で力強いチャレンジも見せていた彼は、順応と改善を続け、自信を深めている」

 ゴールという目に見える結果も残し、ふたたび声価を高めた遠藤。日本代表で不動の地位を築くタフガイは、イングランドの名門でも立場を確立させられるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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