WRC:豊田章男チーム総代表がタナクの王座獲得を祝福。二冠達成に向け「オーストラリアも絶対に勝とう!」

2019年10月28日(月)17時57分 AUTOSPORT web

 10月25〜27日に行われた2019年のWRC第13戦スペインで、自身初のドライバーズタイトルを獲得したオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)を、トヨタ自動車社長でTOYOTA GAZOO Racing WRTの豊田章男チーム総代表が祝福。「ヤリスWRCがエストニアの多くの人の想いを乗せて、そして、チャンピオンを獲ったこと、本当に喜ばしく思います」とするとともに、トヨタのマニュファクチャラーズタイトル防衛に向けて「もう一度、君たちと一緒に喜びたい」と最終戦オーストラリアへの期待を語った。


 2018年からトヨタ陣営の一員としてWRCを戦ってきたタナクは、2019年シーズンの第12戦ラリーGB終了時点でシーズン6勝を達成。チャンピオン獲得に王手をかけた状態で第13戦スペインへ臨んだ。


 その第13戦スペインでタナクは総合2位表彰台を獲得。ボーナスポイントが与えられるパワーステージに指定されたSS17でもトップタイムを刻み、フルボーナスの5ポイントを獲得し、ランキング2位以下に対するリードを36ポイントとしたため、最終戦を待たずして自身初となるWRCワールドチャンピオンに輝いた。


 また、タナクのコドライバーを務めるマルティン・ヤルヴェオヤもコドライバーズチャンピオンを獲得。エストニア出身のドライバー/コドライバーがWRCでチャンピオンに輝いたのは、これが初めてのことだ。


 この結果を受けて豊田チーム総代表がコメントを発表。「オット、マルティン、そしてカリユライド大統領をはじめエストニアの皆さま、ドライバーズ/コ・ドライバーズチャンピオン獲得おめでとうございます!」と祝福の言葉を贈っている。


 発表されたコメント全文は以下のとおりだ。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 


オィット、マルティン、そしてカリユライド大統領をはじめエストニアの皆さま
ドライバーズ/コ・ドライバーズチャンピオン獲得おめでとうございます!


以前、ラリー・フィンランドに行った際、驚くほど多くのエストニア国旗が掲げられ、
オィットとマルティンが応援されている姿を目の当たりにしました。


二人は、エストニアの旗がどこにあっても、
それはプレッシャーではなく、心強い応援だと言っています。


ヤリスWRCがエストニアの多くの人の想いを乗せて
そして、チャンピオンを獲ったこと、本当に喜ばしく思います。


オィット、マルティン、
3週間後にマニュファクチャラーチャンピオンも獲って、もう一度、君たちと一緒に喜びたいと思ってます。
そして、エストニアの皆さんにも感謝の気持ちを一緒にもう一度伝えよう。
オーストラリアも絶対に勝とう!


TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team
チーム総代表 豊田 章男


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