技披露のアントニーをOBは批判…テン・ハフ監督も苦言「私が彼を正す」

　マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、批判の声が上がっているブラジル代表FWアントニーについて言及した。27日、イギリスメディア『talkSPORT』が伝えている。

　ヨーロッパリーグ（EL）・グループE第5節が27日に行われ、マンチェスター・Uはシェリフと対戦。44分にディオゴ・ダロトが先制点を挙げると、65分にはマーカス・ラッシュフォードが追加点をマーク。81分には先発に復帰したクリスティアーノ・ロナウドにも得点が生まれ、3−0で勝利を収めた。

　快勝したマンチェスター・UではC・ロナウドの先発起用が注目された一方で、先発出場しながら後半開始と同時に交代となったアントニーのプレーにも注目が集まっている。前半途中にボールを受けたアントニーは必要のないところで右足を軸に2回転するテクニックを披露した。

　この行動にはかつてマンチェスター・Uで活躍した元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は「あれは馬鹿げている。スタンドプレーだ。彼は誰かを打ち負かしているわけでも、誰かを楽しませているわけではないが、それが彼のやり方だ。彼がアヤックスでもやっているのを見たし、それが彼のやり方でもある。でも、彼はあれをやめる必要がある」とアントニーに苦言を呈した。

　一方、テン・ハフ監督は試合後「（交代は）多かれ少なかれ計画されたものだった。クリスティアーノとマーカス・ラッシュフォードがもっと近くでプレーするのを見たかったし、（アレハンドロ・）ガルナチョはとてもいいプレーをしていた」とハーフタイムで交代となったアントニーは懲罰交代ではなかったことを明らかにしつつ、批判の声が上がっているテクニック披露については次のように語った。

「機能している限り問題はない。私たちは彼にもっと多くを求めている。より背後へ走ること、よりボックス内でプレーすること、もっとフォローしてもっとテンポのいいドリブルなどをね。特にポケット内でのプレーもそうだ。あのようなトリックがあっても、機能していればいい。しかし、トリックのためのトリックであるなら、私は彼を正さないといけない」