藤浪晋太郎が米記者に明かした岡本和真の“凄み” 三冠王・村上宗隆を凌駕するスキルとは「こっちでもすごくやれる」

2023年10月30日(月)17時0分 ココカラネクスト

巨人の4番として君臨する岡本(右)。そのスキルを藤浪(左)が称えた。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext、(C)Getty Images

 メジャーでの激動の1年を終えたからこそ推せる選手がいる。

 現地10月29日、米データサイト『Fan Graphs』のデビッド・ローリラ記者が、藤浪晋太郎(オリオールズ)との会話を公開。日本球界のトップ選手に関する話題について、29歳の右腕は興味深い持論を披露した。

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 阪神で10年のキャリアを築き、今季にメジャーへとステップアップを果たした藤浪。中継ぎへの配置転換など様々な経験を培うなかで、数多の強打者たちと対峙した29歳は、ローリラ記者との会話のなかで、「日本の打者で次にメジャーで活躍できる選手」として、真っ先に岡本和真(巨人)の名を挙げた。

「ジャイアンツにいる三塁手のオカモトならこっちでもすごくやれると思う。彼は日本のパワーヒッター。日本のパワーヒッターはこっちではショウヘイ・オオタニのように40本塁打は打てないけど、彼ならうまくやれる」

 そう語ったという藤浪は、6シーズン連続30本塁打を達成した岡本のパワーだけでなく、あらゆる投手にアジャストする技術面も評価する。

「バットに当てるのが本当に巧くて、速球にも強い。ピッチャーの平均的な球速は日本よりメジャーの方が速いけど、オカモトならこっちに来てからでも十分にアジャストできると思う。とくに高めの直球についてはムラカミ(ヤクルト)よりもうまく打てると思う。アメリカに連れてくるのに誰か1人だけ選べというなら自分はオカモトを選ぶ」

 藤浪の熱弁を受けたローリラ記者は「オカモトは過去6シーズンで30本以上の本塁打を放ち、打率は.274。年平均で108個の三振を喫している」と紹介。「三振の値は決して低くはないが、フジナミはオカモトがメジャーで対応できると確信している様子だった」と続けた。

 今年9月には、MLB公式ネット局『MLB Network』のジョン・モロシ記者によって、メジャー球団からの調査が報じられた岡本。藤浪の太鼓判によって彼の状況が変わることはないが、日本球界屈指のスラッガーが海を越え、世界最高峰の舞台へとやってくる日は訪れるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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