日本初のクリーンディーゼルPHEV『メルセデスE350de』登場。ガソリン仕様も刷新

2019年10月31日(木)16時20分 AUTOSPORT web

 2016年7月登場の現行型メルセデス・ベンツEクラスに、日本初のクリーンディーゼル・プラグインハイブリッド『E350de アバンギャルド スポーツ』と、ガソリン・プラグインの『E350e アバンギャルド スポーツ』を追加設定。10月23日より受注開始となっている。


 Eセグメントの中核サルーンとして5代目を数える現行型に、待望のディーゼル・プラグインハイブリッド(PHEV)モデルが登場。従来までのガソリン仕様に加えて、最新のクリーンディーゼルエンジンの採用に加え、電気モーターのみの走行で最長航続距離50kmを可能にした『E350de』は、日本初上陸のディーゼルPHEVモデルとなっている。


 その『E350de アバンギャルド スポーツ』が搭載するのは、最高出力194PS、最大トルク400Nmを発生するメルセデス最新の2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボで、低振動、低騒音に加えて排出ガス浄化経路の短縮や、sDPF(DPF with SCR Coating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用するなど、排気の浄化にも注力して開発されている。


 その内燃機関と組み合わせるモーターは最高出力122馬力(90kW)、最大トルク440Nmという強力なもので、システム総合の最高出力は306馬力、最大トルク700Nmとなり、非常にパワフルでスムーズな加速を実現。モーターのみでの一充電航続距離も最長50kmを確保した。


 一方、ガソリン仕様の『E350e アバンギャルド スポーツ』も一部改良が施され、最高出力211PS、最大トルク350Nmの2リッター直列4気筒ターボは変更がないものの、モーターは『E350de』と同じ、最高出力122馬力(90kW)、最大トルク440Nmとし、システム総合の最高出力は320馬力、最大トルクは700Nmへ。電気モーターのみでの航続距離も最長51kmへと高められた。

クリーンディーゼルとPHEVを組み合わせた乗用車は日本初。近距離はEV、遠距離はディーゼルと互いの強みを活かす組み合わせに
最高出力194PS、最大トルク400Nmを発生するメルセデス最新の2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボと90kW/440Nmのモーターをドッキング


 両モデルともに、ダイムラー社の完全子会社であるDeutsche ACCUMOTIVE社によって生産された13.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。さらに6.0kW(30A)対応の交流普通充電器本体を無償提供するほか、設置にかかる費用負担を軽減する10万円サポートも実施している。


 また、従来の『E350e』にも搭載された”インテリジェントアクセルペダル”も引き続き採用され、ふたつの主要機能を内蔵。


 そのうちのひとつである“プレッシャポイント機能”は、EV走行モードの際に「これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならない」というモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増やしてドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを支援。


 そしてもう一方の“ダブルパルス機能”は、ディスタンスアシスト・ディストロニック同様、レーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行なっている場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させて知らせ、不要なアクセルワークを防いでくれる。


 その他、飛躍的に進化した“レーダーセーフティパッケージ”など、メルセデスの誇るインテリジェントドライブ機能も網羅され、価格はガソリン仕様『E350e』が852万円、新登場のディーゼル『E350de』が875万円に。両車とも右ハンドル仕様となり、デリバリーは12月以降が予定されている。

ガソリン仕様も新型モーターと13.5kWhのリチウムイオンバッテリーにより、EV航続距離を最長51kmへと高めた
従来の『E350e』にも搭載された”インテリジェントアクセルペダル”も引き続き採用されている

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp


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