スアレス、ナシオナルをリーグ制覇に導く2得点! 復帰後14戦8発で“王座奪還”に貢献

2022年10月31日(月)23時56分 サッカーキング

ナシオナルを王者に導く2ゴールを決めたスアレス [写真]=Getty Images

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 カンペオナート・ウルグアージョ・デ・プリメーラ・ディビシオン・プロフェシオナル(ウルグアイ1部リーグ)の年間優勝決定戦が30日に行われ、ナシオナルがリベルプールを4−1で下し、リーグ王者に輝いた。

 ウルグアイ1部リーグはトルネオ・アペルトゥーラ(前期)、インテルメディオ(中期)、クラウスーラ(後期)と3つのフェーズに分かれている。年間優勝決定戦では、アペルトゥーラとクラウスーラの優勝チームが試合を行い、勝者が年間勝ち点で1位となったチームと対戦する。2022シーズンはナシオナルが年間勝ち点で1位となったため、アペルトゥーラ覇者のリベルプールと、クラウスーラ王者のナシオナルが、最終的なリーグチャンピオンの称号をかけて戦った。

 試合はスコアレスのまま時間が経過し、50分に均衡が破れる。ペナルティエリア手前で左サイドからの折り返しに反応したルイス・スアレスがドリブルを開始。ボックス内で対峙する相手を1枚かわすと、右足でネットを揺らし、ナシオナルが先手を取った。それでも、リベルプールは68分、チアゴ・ベシーノがPKを決めて試合を振り出しに戻す。このまま90分間で決着はつかず、勝負の行方は延長戦に委ねられることとなった。

 延長戦に入ると、再び“この男”が躍動。96分、右コーナーキックをショートコーナーで繋ぐと、右サイド深い位置からクロスボールが送られる。ペナルティエリア内で待っていたスアレスはワンバウンドしたボールをボレーシュートで叩き込み、再びナシオナルがリードを奪った。107分にはエマヌエル・ジグリオッティが技ありのループシュートでリードを広げると、113分には再びジグリオッティがネットを揺らし、勝負は決定的に。後半終了間際に退場者を出していたリベルプールは延長戦で力尽きる形となり、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 この結果、ナシオナルは2シーズンぶりにリーグ王者に輝いた。昨季はライバルのペニャロールにリーグの覇権を譲ったが、今季は“王座奪還”に成功。特にスアレスは7月末に母国復帰を果たして以降、14試合の出場で8ゴールを決めた。コパ・スダメリカーナでは準々決勝で敗れることとなったものの、“トリコロール”のクラウスーラ優勝、そしてリーグ制覇に大きく貢献している。

 これでスアレスとナシオナルの短くも濃い物語は終わりを告げる。当初の契約通り、FIFAワールドカップカタール2022が終わった後は新天地を求めることとなるだろう。また、ウルグアイ代表はワールドカップの予備登録メンバー55名を既に発表しており、その中にはスアレスも含まれている。最終メンバー入りも確実視される中、自身4度目の大舞台でどのような活躍を見せてくれるだろうか。

【スコア】
リベルプール 1−4 ナシオナル

【得点者】
0−1 50分 ルイス・スアレス(ナシオナル)
1−1 68分 チアゴ・ベシーノ(PK/リベルプール)
1−2 96分 ルイス・スアレス(ナシオナル)
1−3 107分 エマヌエル・ジグリオッティ(ナシオナル)
1−4 113分 エマヌエル・ジグリオッティ(ナシオナル)

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