F1第19戦アメリカGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2019年11月3日(日)21時58分 AUTOSPORT web
2019年F1第19戦アメリカGP予選で6番手〜10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=10番手
今週末はマシンに強さを感じている。ここまですべてのセッションでトップ10に入っているんだ。思いどおりにプッシュできるから気持ちがいいよ。
3戦連続で予選Q3に進出できたから、そのことを喜んでいいと思う。今日の自分のパフォーマンスには満足だし、チームとうまく協力し合って作業を進めていて、そのやり方もとてもいいと思っている。
肝心なのは明日だから、(この2戦に続き)今回もポイントを獲得したい。それができればコンストラクターズ選手権での順位争いに役立つからね。
金曜に試したシミュレーションではレースペースがよかった。でもマクラーレン勢は速いし、ルノー勢も強そうだ。明日はかなりタイトな戦いになりそうだね。
メキシコと同様、ソフトコンパウンドでスタートするのはもちろん理想的でない。でもファーストスティントをうまく走れれば、ポイント獲得を十分狙えるはずだ。
■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=9番手
ここ数週間、予選で苦しんでいて、僕自身、自分のパフォーマンスに満足できずにいた。でも今日はかなりよくなったと思う。マシンから最大の力を引き出せたといっていい。明日は攻めていく。本気で上を目指していくよ。
決勝をソフトタイヤでスタートする。レースを始めるのに最高のタイヤではないかもしれないが、それは仕方ない。グリッドのクリーンな側につくことができるので、スタートで順位を上げて、いいレースをしていくつもりだ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=8番手
まずまずの予選だった。Q1からQ2にかけて良い仕事ができたと思う。Q1では少し渋滞があって、2セット目のタイヤを使わなければならなかった。そのためにQ3では1セットしかタイヤが残っていなかったんだ。
いつも2回目の走行の方がうまくいくから、Q3で1回しかチャンスがなくて苦労した。僕の前にいる全員が新品タイヤを2セット持っていたんだ。カルロス(・サインツJr.)が7番手で僕が8番手というのは、今日可能な最善の結果だったよ。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=7番手
素晴らしい予選だったよ! マシンから最大限の性能を引き出すことができた。Q3でのアタックは2回ともうまくいき、またしてもトップチームのすぐ後ろの7番手からスタートすることになった。
明日はまた風向きが変わるらしい。それによってレースが難しくなるかもしれない。明日確実にいい結果で締めくくれるように、今夜はしっかり準備に取り組む。両方のマシンが中団グループをリードする位置を確保したというのはいい兆候だし、チーム全員を祝福したい。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手
最終的には満足している。僕らは予選でいい仕事をしたと思うからね。ただ、最後のラップで僕がミスをしたのが残念だった。
FP1は好調だったが、FP2とFP3で苦労した。予選でまたリズムを見つけ出して、Q3最後のランでは0.3秒削るところまでいっていたのに、コースからはみ出してタイムを取り消された。
僕らドライバーにとっては、トラックリミットを破ることを妨げるようなものが設置されているサーキットの方が好ましい。そうすればリミットを超えることはないからね。
Q3最後のラップでは100分の数秒でも縮めようとしてプッシュする。それでこういうことが起きたんだ。
1分32秒2は出せたんじゃないかと思う(注:予選5番手のルイス・ハミルトンのタイムは1分32秒321)。それでは上位グループには届かないけれど、それでもかなり近づくことができた。
明日ソフトタイヤでスタートするなかで僕が一番前のグリッドになる。それが発進時のアドバンテージになって、ターン1への進入で何台か抜けるといいね。ビッグアクシデントを避けることができれば、トップ争いに加われるだろう。僕らはいつもレースペースが優れているからね。
天候にも注目だ。今日より気温が上がれば、僕のタイヤはすぐにデグラデーションを起こしてしまうだろうが、ライバルたちも2ストップで行くことになる。明日の展開を見ていこう。