曲芸の生みの親・パネンカ氏が「もしあのPKを失敗したら?」の問いに答える

2019年11月4日(月)14時32分 サッカーキング

パネンカはGKの意表を突くPKだ(写真は2012欧州選手権・ピルロのパネンカ) [写真]=Getty Images

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 元チェコスロバキア代表のアントニン・パネンカ氏がスペイン紙『アス』のインタビューに応え、選手時代や、現在のサッカーについて語った。同メディアが4日に報じている。

 「パネンカ」と言えば、ボールを浮かせてループシュートのような軌道でGKの意表を突くPKのテクニックだが、その語源となったのは紛れもないパネンカ氏だ。初めてこの技を披露したのは1976年の欧州選手権。同大会で優勝を果たしたチェコスロバキア代表はPK戦の末に西ドイツを下したが、その最後のキッカーだったパネンカ氏があの秘技を繰り出したのだ。

 「もしあのPKを失敗していたら?」との問いにパネンカ氏は「私はこう聞かれた時にいつも冗談を言うことにしているんだ。きっと、見習いとして工場で30〜40年は働いていただろうね」と語った。

 しかし、現在自身の名を冠したテクニックには複雑な心境があるという。「これは私を有名にしてくれたから、とても感謝しているよ。私のPKについて1000万回話したって問題ないけど、僕はこのテクニックの囚人になってしまって、PKのことしか話せないのは少し悲しいね。これは僕のPKであって、他は何でもないんだよ」とコメントした。

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