前半で10人となったソシエダ、ホームでバレンシアとドロー…久保建英はベンチ入りも出番なし

2022年11月7日(月)2時15分 サッカーキング

レアル・ソシエダとバレンシア一戦はお互い譲らずドローに [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第13節が6日に行われ、レアル・ソシエダとバレンシアが対戦した。

 現在、レアル・ソシエダはラ・リーガで2連敗中。苦しい時期を過ごしている。一方、ヨーロッパリーグ(EL)ではグループE最終節のマンチェスター・U戦を0−1で落としたものの、首位通過が決定。主力に相次いで負傷者が続出していたが、久保建英やダビド・シルバはこの試合からベンチに戻ってきており、悪い流れを断ち切る一戦にしたい。一方、バレンシアも現在2連敗中で、4試合勝ち星から見放されている。5試合ぶりの白星を掴み、浮上のきっかけを掴めるだろうか。

 レアル・ソシエダは0−2で敗れた前節のベティス戦からスターティングメンバーを3名変更。アシエル・イジャラメンディ、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデスらが先発に並んだ。一方、バレンシアは0−1で落とした前節バルセロナ戦から先発2名を入れ替え。同試合で右足首を痛めたエディンソン・カバーニは欠場となり、ジャスティン・クライファートやホセ・ルイス・ガヤらが先発に名を連ねた。

 試合の均衡は11分に破れる。バレンシアは最終ラインでパスを繋ぐと、右サイドでティエリー・コレイアが足を滑らせてしまう。この隙を見逃さなかったイジャラメンディがボールを持ってボックス内に侵入して中央へ送ると、戻ってきたウーゴ・ギジャモンがスライディングでクリアを試みる。しかし、このボールが無常にもゴールに吸い込まれ、レアル・ソシエダはラッキーな形で先制に成功した。

 早い時間帯に先制し、試合を優勢に進めるかに思われたレアル・ソシエダだったが、14分にアクシデント発生。自陣右サイドでボールを持ったアリツ・エルストンドが横に持ち運んだ際、タッチが長くなった後にサムエウ・リーノの足を踏みつけてしまう。最初はイエローカードが提示されたものの、主審はOFR(オンフィールドレビュー)を実施して判定を変更。レッドカードで一発退場となり、レアル・ソシエダは残りの70分以上、10人での戦いを強いられることとなった。

 数的優位となったバレンシアは25分、左サイド高い位置をとっていたガヤがマイナスへグラウンダーのボールを送ると、リーノがワンタッチでギジャモンへ落とす。ダイレクトでリターンパスを受けたリーノが前を向き、右足で鋭い一撃を沈めた。バレンシアが試合を振り出しに戻している。前半はこのままドローで終了した。

 後半に入るとレアル・ソシエダにビッグチャンスが到来する。50分、左サイド高い位置でボールを持ったジョン・マグナセラヤが横へ送ると、メリーノは股抜きヒールパスでマグナセラヤを走らせる。左ニアゾーンへの侵入からマイナスに折り返すと、最後は走り込んできたアレクサンダー・セルロートが左足でフィニッシュ。完璧に崩してからの一撃は、クロスバーに直撃した。

 対するバレンシアは54分、敵陣でのフリーキックをスピーディにリスタートすると、ペナルティエリア手前でボールを受けたマルコス・アンドレが右足を振り抜く。低い弾道の一撃は左ポストをかすめ、ゴール左に外れた。その後はバレンシアが多くのシュートチャンスを作ったものの、なかなか次の1点が奪えない。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・ソシエダはホームでラ・リーガ3試合ぶりの白星とはならなかったが、連敗は脱出。前半の早い時間帯に10人となった中で貴重な勝ち点「1」を積み上げている。なお、久保は出場機会がなかった。一方、バレンシアも連敗脱出となったものの、5試合ぶりに勝利で飾ることはできなかった。

 次節、レアル・ソシエダは9日に敵地でセビージャと対戦する。一方、バレンシアは10日にベティスをホームに迎える予定だ。

【スコア】
レアル・ソシエダ 1−1 バレンシア

【得点者】
1−0 10分 ウーゴ・ギジャモン(OG/レアル・ソシエダ)
1−1 25分 サムエウ・リーノ(バレンシア)

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