F1メキシコGPで完全敗北のメルセデス。タイヤトラブルの原因究明を急ぐ

2018年11月8日(木)11時43分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、メキシコGPでチームのパフォーマンスに影響を与えたタイヤの問題を解明しているところだと述べている。


 メルセデスはアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでの週末を、ルイス・ハミルトンの5度目の世界タイトル獲得を祝って締めくくることになった。しかしレースにおける速さには何も誇れるところはなかった。


 ハミルトンは4位、バルテリ・ボッタスは5位につけたが、ふたりとも71周のレースの間に激しいタイヤのデグラデーション(性能劣化)に見舞われ、彼らはレッドブルのマックス・フェルスタッペンとフェラーリのふたりに明らかにペースの面で劣っていた。


「メキシコはほろ苦い週末だった」とウォルフはブラジルGPの前に説明した。


「一方ではルイスについて非常に喜んでいる。彼は現役最高のドライバーであり、5度目のF1世界チャンピオンを獲得したことで、このスポーツがこれまで目にしてきた偉大なドライバーの仲間入りをした」


「だが、メキシコでのレースのパフォーマンスに満足することはできない。予選は期待が持てるものだったが、レース開始後たった数周でタイヤに大きな問題があることが分かった」


「レース後すぐにこれらの問題の解析を始め、直面している課題とその原因の理解に進展を確認することができた」


「学んだことのすべてを適用し、ブラジルで確実に強くなって戻ることが重要だ」


 メルセデスはコンストラクターズタイトルを争うフェラーリに対し、55ポイントの差をつけている。


「今シーズンの目標は、どちらか片方だけでなく、両チャンピオンシップで勝利することだ。サンパウロに向かうにあたり、まだ終わっていない仕事のひとつに集中している」


「コンストラクターズタイトルに向けた激しい戦いがある。我々にはよりパフォーマンスを発揮できる基礎があったにもかかわらず、過去のレースでは週末ごとにフェラーリより劣勢にあった」


「今こそ地に足をつけて、明確に目標に集中し、我々の作業とスタッフが結果を出せると信じる時だ」


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