アルゼンチン名門対決で衝撃の展開…小競り合い・乱闘で10人が退場、試合は打ち切りに

2022年11月8日(火)10時27分 サッカーキング

ボカ・ジュニアーズvsラシン・クラブ(写真は今年8月)[写真]=Getty Images

写真を拡大

 南米のカップ戦決勝で、両クラブ合わせて10人が退場となる事態が発生したようだ。7日、イギリスメディア『BBC』が「チャンピオンズ・トロフィー決勝戦で10人が退場し、試合が早く終わった」と題して報じている。

 アルゼンチンで現地時間6日に行われたトロフェオ・デ・カンペオネス決勝戦。ボカ・ジュニアーズとラシン・クラブによる名門対決となったこの試合は、延長戦に及ぶ死闘の末、ラシン・クラブが2−1で勝利を収め、優勝を飾った。注目の的となっているのは、この試合で退場処分となった選手の人数。選手同士の小競り合い・乱闘が原因となり、なんと両チーム合わせて10人がレッドカードを提示される異例の事態が発生したのだ。

 事態の発端となったのは1−1で迎えた90+5分の出来事。ボカ・ジュニアーズのMFセバスティアン・ビジャとラシン・クラブのFWヨハン・カルボネロとの間で小競り合いが勃発。ファクンド・テーロ主審はすぐさま両者にレッドカードを提示し、この時点で両チームとも1人ずつを欠いた状態となった。なお、イギリス紙『デイリー・メール』は小競り合いが勃発した原因について、「選手がペナルティーエリア内でのハンドがあったとレフェリーに要求したことから始まった」と指摘している。

 両チームが10人となった状態で試合は延長戦に突入。100分、ボカ・ジュニアーズのMFアラン・バレラがこの日2枚目となるイエローカードを提示され、レッドカードで退場に。両チームの激しい攻防が繰り広げらる中で迎えた118分、MFカルロス・アルカラスのゴールでラシン・クラブが勝ち越しに成功する。アルカラスはユニフォームを脱ぎ捨て、ボカ・ジュニアーズのファン・サポーターが陣取るスタンドの前で喜びを爆発させた。

 すると、ここから事態は大荒れに。ボカ・ジュニアーズの選手複数名がアルカラスを取り囲むと、同選手を突き飛ばす、耳を掴む、ボールを投げつけるといった行為に出た。テーロ主審はボカ・ジュニアーズに5枚、ラシン・クラブに2枚のレッドカードを提示。合計7名を退場処分とした。なお、この7名の中には、勝ち越しゴールを決めたアルカラス、そして両軍ベンチの選手も含まれている。その後、ボカ・ジュニアーズのピッチ上の選手が7人未満となったことで、ルール上の規定により試合はタイムアップを待たずして終了となった。

 なお、この試合の主審を務めたテーロ氏は、今月中旬に開幕を迎えるFIFAワールドカップカタール2022でも主審を務める予定だという。

サッカーキング

「退場」をもっと詳しく

「退場」のニュース

「退場」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ