予選3番手の中上貴晶「最高のマシンを準備してくれたチームに感謝したい」/MotoGP第14戦バレンシアGP

2020年11月15日(日)12時0分 AUTOSPORT web

 MotoGP第14戦バレンシアGPの予選は、前日のフリー走行で総合2番手と好調なスタートを切ったLCRホンダ・イデミツの中上貴晶が、3戦連続フロントロウとなる3番グリッドを獲得した。バレンシアGP初日はドライコンディションで行われたが、予選日は断続的に小雨が降り続く難しいコンディションとなった。


 午前中に行われたFP3は、セッション開始前に降り始めた小雨の影響で、スリックタイヤで走るには危険な状態。レインタイヤで走るには濡れ方が足りないという微妙な状況で、セッション中盤まで、ほとんどのライダーが走行を見合わせていた。その後、セッション終盤は路面がドライコンディションになり、ダイレクトで予選Q2進出を目指すライダーたちがアタックを開始。その中で初日2番手タイムをマークしていた中上は、リスクを負わない走りで、総合6番手までポジションを落としたものの、ダイレクトで予選Q2進出を果たした。


 その後に行われたFP4では、決勝に向けて2通りのタイヤの組み合わせにトライ。最初は前後ミディアムタイヤで走行して、その後には、前戦ヨーロッパGPと同じくフロントにハードタイヤ、リヤにミディアムでロングランをこなし、ともに1分31秒から32秒台で走行している。そして、セッション終盤に1分30秒995のベストタイムをマークして2番手を記録した。


 こうして、決勝に向けていくつかのオプションを確認した中上は、予選ではフロントにミディアム、リヤにソフトタイヤの組み合わせでアタック。2回目のアタックでは、2周連続で1分30秒台をマーク。ポールポジションを獲得したフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)から0.222秒差の1分30秒413でフロントロウ3番手を獲得した。


 これにより中上は、アラゴンで行われた第12戦テルエルGPでポールポジション獲得、第13戦ヨーロッパGPで3番手、バレンシアGPでそれに続く3戦連続、2020年シーズン4回目のフロントロウ獲得した。決勝では念願の初優勝、初表彰台に挑む。


■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶 予選3番手

「再びフロントロウを獲得できてよかったです。3レース連続のフロントロウなのでとてもうれしいです。このサーキットはなかなかオーバーテイクができないので、フロントロウは明日のレースへ向けてとても重要なポジションです。トリッキーなコンディションでしたし、最高のマシンを準備してくれたチームに感謝したいです。とにかくプッシュしました。すばらしい結果です。明日が楽しみです。すばらしい結果を持ち帰りたいと思っています」


2020年MotoGP第14戦バレンシアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

2020年MotoGP第14戦バレンシアGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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