MotoGP王者の弟、アレックス・マルケスがレプソル・ホンダに加入。ロレンソ引退により2020年は最高峰クラス昇格

2019年11月19日(火)6時59分 AUTOSPORT web

 HRC(ホンダレーシング)は11月18日、2019年のMoto2チャンピオンでMotoGP王者マルク・マルケスの弟であるアレックス・マルケスと契約を結んだことを発表。2020年はホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームから最高峰クラスデビューする。


 23歳のスペイン人ライダーであるアレックスは、兄マルクの3歳違い。2011年にMoto3クラスにワイルドカード参戦し、グランプリデビューを果たす。


 2013年からはエストレージャ・ガリシア 0,0よりKTMのマシンでMoto3クラスにレギュラー参戦を開始。フル参戦初年度で通算5回の表彰台に立ち、ランキング4位を獲得してルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。


 レギュラー参戦2年目の2014年はマシンをホンダNSF250RWに乗り換え、ジャック・ミラーと最終戦まで接戦のチャンピオン争いを展開。最後はミラーに2ポイント差で競り勝ち、初の世界チャンピオンに輝いた。この年は兄マルクもMotoGPクラスでチャンピオンを獲得しており、世界グランプリ史上初の、同一シーズンでの兄弟ライダーによるチャンピオン獲得となった。

マルク・マルケスとアレックス・マルケス


 2015年からはマークVDSからMoto2クラスにステップアップ。Moto2クラス1年目はランキング14位、2年目はランキング13位と苦戦するが、3年目の2017年に第4戦スペインGPでMoto2クラス初ポールから初優勝を達成。そして、オフィシャルエンジンサプライヤーがイギリスのバイクメーカー、トライアンフに変更された2019年シーズンに通算5勝を挙げ、第18戦マレーシアGPでMoto2初、通算2度目のタイトルを獲得した。


 なお、2019年は兄マルクもMotoGPクラスのチャンピオンを獲得しており、2014年に続いて、2回目の同一シーズンでの兄弟ライダーによるチャンピオン獲得となった。


 そんなアレックスがHRCに加入。2020年は3度のMotoPG王者ホルヘ・ロレンソの後任としてホンダのファクトリーチームに所属し、最高峰クラスに挑む。なお、HRCとアレックスの契約期間は1年間となる。




AUTOSPORT web

「ホンダ」をもっと詳しく

「ホンダ」のニュース

「ホンダ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ