南野拓実と板倉滉が被害…中国代表のラフプレーを母国紙推奨「主審も味方」

2024年11月19日(火)11時15分 FOOTBALL TRIBE

南野拓実 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月19日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で中国代表と対戦。アウェイゲームということもあり、中国代表選手によるラフプレー、少林サッカーを警戒する声が挙がっているが、前回対戦ではMF南野拓実(ASモナコ)やDF板倉滉(ボルシアMG)が被害に。中国の一部メディアは、日本代表選手に対するラフプレーを勧めている。


 9月5日に埼玉スタジアムで行われた一戦では、日本がMF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF三笘薫(ブライトン)らのゴールにより、7-0で勝利。ただ前半18分に南野が相手選手から足裏タックルを受けて転倒。同38分にはロングボールの競り合いで板倉が肘打ちに遭うなど、中国のラフプレーが目立った。


 両国代表の地力の差が歴然であるだけに、厦門開催の一戦を前にネット上では「中国のラフプレーで怪我だけは気をつけてほしい」「今回は中国で行うので、中国のラフプレーには注意が必要」「中国戦の最大の課題は怪我対策」「中国の少林サッカーは勘弁」といった声が挙がっている。


 一方で中国紙『163新聞』は16日、同国代表の戦い方について「日本戦での勝ち点獲得は不可能なことではない」とした上で、「守備を固めて、フィジカル勝負を仕掛ける必要がある。時には激しくタックルをしなければならない」などと、ラフプレーを推奨している。


 なお厦門開催の一戦は、シンガポール人のムハンマド・タキ氏が主審を担当。タキ氏は2020年1月に行われたAFC U23選手権(東京五輪アジア最終予選)のグループステージ第3節・日本vsカタールでも主審を務めたが、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)へのレッドカード提示、MF齊藤未月(現ヴィッセル神戸)のファウルをOFR(オンフィールドレビュー)実施なしで物議を醸していた。


 また中国国内リーグで笛を吹いた経験もあるだけに、同国メディア『捜狐』は「タキ氏は判定の公平性を担保する人物だ。彼のジャッジを通じて、我々中国は国際大会の判定基準に慣れている」などと主張。中国SNS大手の『ウェイボー』では、「タキ主審も中国を味方してくれる」「タキ主審は我々の12人目の選手だ」といった声が挙がっている。

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