オーストラリア、劇的同点弾でC組2位をキープ! バーレーンは終盤逆転も後半ATに痛恨の被弾

2024年11月20日(水)5時32分 サッカーキング

バーレーンと引き分けたオーストラリア [写真]=Getty Images

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 FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第6節が19日に行われ、バーレーン代表とオーストラリア代表が対戦した。

 ここまで5試合を消化した最終予選で1勝3分1敗を記録し、勝ち点「6」の2位につけているオーストラリア。先にキックオフを迎えたインドネシアがサウジアラビアから勝利したため、現在グループCは勝ち点「6」で4チームが並ぶ大混戦となっている。また、最下位に沈むバーレーンも勝ち点「5」を積み上げており、オーストラリア戦の結果次第では一気に2位へと浮上するチャンスが訪れている。

 試合は、開始わずか40秒足らずでオーストラリアがスコアを動かす。アウェイチームのキックオフでゲームが始まると、華麗にパスを繋ぎながらバーレーンのプレスを翻弄。前がかりになった相手に対して、ヘイデン・マシューズが最終ラインから前線へロングボールを蹴り入れる。カットしたサイード・バケルがGKにバックパスを送るが、ボールは勢いが足りずにクシニ・イェンギがインターセプト。冷静にGKのタイミングを外して得点を決め、オーストラリアが先制に成功した。

 勢いに乗るオーストラリアは、24分に中盤左サイドでアンソニー・カセレスが強烈なスライディングタックルを披露。ショートカウンターに移行し、クレイグ・グッドウィンがスルーパスを出す。抜け出したライリー・マッグリーがアーリークロスを送り、ボックス内へと走り込んだイェンギがダイレクトでシュート。しかし、鋭く飛び出したGKイブラヒム・ルトファラに防がれチャンスを逃してしまった。

 さらに、61分には再びクロスからオーストラリアが決定機を創出する。ポゼッションで相手を押し込みながら波状攻撃を仕掛け、一度はボールを奪われたものの左サイドで即時奪回。細かいパスワークからマッグリーがクロスを送り、ゴール前へ飛び込んできたイェンギがヘディングシュートを放つ。だが、完璧なタイミングで合わせたボールはポストに直撃してしまう。

 そんななか、75分にバーレーンがスコアを振り出しに戻す。自陣左サイドでスローインを獲得し、前線にラフなボールを供給。キャメロン・バージェスのトラップがミスとなり、プレスをかけたマフディ・アブドゥルジャバーがワンタッチでロングシュートを狙う。ボールは高めのポジションを取っていたGKマシュー・ライアンの頭上を通過してゴールイン。バーレーンが同点に追いついた。

 すると直後の77分、バーレーンが逆転弾を挙げる。DFラインでパスを繋ぐオーストラリアに前線から人数をかけてプレス。ボールをカットした流れから素早く攻撃を始めると、左サイドよりマフディ・アル・フマイダンがクロスを蹴り入れる。ヘイデン・マシューズが頭でクリアしたボールはポストに弾かれ、詰めていたアブドゥルジャバーがいち早く反応。ゴールに押し込み、値千金の得点をマークした。

 しかし、白熱の一戦はこのまま終わらない。後半アディショナルタイムにアイディン・フルスティッチが右サイドをドリブルで持ち運び、エイデン・オニールを経由して逆サイドに展開。リターンを受けたオニールがクロスを送ると、大外で待ち受けていたブランドン・ボレロが高さを生かして競り合う。ゴール前にこぼれたセカンドボールにイェンギが反応し、右足で得点をゲット。スコアは再びイーブンへと戻された。

 結局、試合はそのまま2−2で終了。互いに1ポイントずつを積み上げ、オーストラリアが2位をキープした。次節は3月20日に行われ、バーレーンはアウェイで日本代表と対戦。オーストラリアはホームでインドネシア代表と対戦する。

【グループC順位表】(勝ち点/得失点差)
1位:日本代表(16/+20)
2位:オーストラリア代表(7/+1)
3位:インドネシア代表(6/−3)
4位:サウジアラビア代表(6/−3)
5位:バーレーン代表(6/−5)
6位:中国代表(6/−10)

【スコア】
バーレーン代表 2−2 オーストラリア代表

【得点者】
0−1 1分 クシニ・イェンギ(オーストラリア代表)
1−1 75分 マフディ・アブドゥルジャバー(バーレーン代表)
2−1 77分 マフディ・アブドゥルジャバー(バーレーン代表)
2−2 90+6分 クシニ・イェンギ(オーストラリア代表)

サッカーキング

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