FA左腕 オリックス・山崎福也 6球団との交渉一回りで注目される「決め手」とは

2023年11月21日(火)13時10分 ココカラネクスト

中嶋監督率いるオリックスでリーグ3連覇も経験した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 オリックスから国内FA権を行使した山崎福也投手をめぐって、獲得を目指す6球団がすべて初交渉を終えたことが伝えられている。

 交渉解禁日となった11月16日のヤクルトを皮切りにDeNA、巨人、ソフトバンクそして、20日には日本ハムと交渉を行い、すでに残留交渉を受けたオリックスを含め6球団から来季に向けての提示を受けたとされる。

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 気になる金銭面に関しては「4年8億円」が基本線となる中、巨人、ソフトバンクなどはさらに金額の上積みを図って獲得を狙っているとされる。

 また、プロ野球選手にとってはキャリアの中でも大事な位置づけとなるFAで注目左腕が重視するのはどのポイントとなるのか。

 まずFA選手の多くが口にするセリフといえば、優勝を味わいたい、強いチームで活躍したいというもの。この点でいけば、リーグ3連覇を果たし、「ナカジマジック」ともいわれる名将、中嶋聡監督の下で引き続き、戦うというのも選択肢に残りそうだ。

 また山崎の持ち味といえば、打撃面もあがる。日大三高時代には選抜大会最多タイの13安打をマークと「二刀流」で活躍。非凡な打撃センスで知られる。本人も打撃にはこだわりを見せており、「9番目の打者」としての活躍も求められるセ・リーグ各球団がこの点では有利に働く部分もありそうだ。

 最後には縁ある球場としてヤクルトの本拠地、神宮球場も注目されている。日大三高、6大学の明治大学時代に慣れ親しんだ球場であり、昨年同球場で行われた日本シリーズ第6戦に先発、5イニング無失点で勝利投手になった際にも、「投げやすかったです」と感想を漏らしたこともあった。選手にとっては本拠地との相性も戦う上で大事なポイントになるため、この点でアドバンテージをもたらすかも注視される。

 プロ9年目の今季はキャリアハイとなる11勝5敗、防御率3・25をマーク、日本シリーズでも先発するなど経験豊富な左腕をめぐっては、大争奪戦となっている。

 今後の交渉の行方、本人の決断含め、引き続き注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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