韓国でも「かなり劣化」と三行半を突きつけられた元阪神助っ人ロハスJr.が母国で覚醒! ドミニカで“4冠王”に

2023年11月24日(金)7時0分 ココカラネクスト

阪神では鳴かず飛ばずだったロハスJr.。しかし、母国ドミニカで彼は本領を発揮している。(C)Getty Images

 NPBで本領を発揮できなかった元助っ人が母国で覚醒している。現地時間11月22日、元阪神のメル・ロハスJr.がドミニカ共和国のウインターリーグで今季2度目となる週間MVP(現地14日〜20日)に輝いた。

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 阪神時代は期待を裏切った感が否めなかった。2021年に入団したロハスJr.は、前年にKOB(韓国プロ野球)リーグで打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097というハイアベレージを残した強打者とは思えないパフォーマンスに終始。新型コロナウイルスの影響もあったとはいえ、NPBでの2年間で通算打率.220、17本塁打、48打点、OPS.697と良いところはなく……。結果を残せぬまま自由契約となった。

 一時は韓国復帰説も流れたロハスJr.だったが、「コンディションや技術がかなり劣化している」(韓国メディア『SPOTV News』より)と阪神での成績不振を重く見る向きは強く、古巣KTとの交渉は決裂。後がなくなって迎えた今季はメキシカンリーグの計3球団プレーしていた。

 そして今冬に迎えたドミニカでのウインターリーグで、33歳のスラッガーは、とにかく打ちまくっている。最初の5試合で打率.533、1本塁打、4打点、出塁率.600、長打率.933、OPS1.533のロケットスタートを切ったロハスJr.は、ここまで24試合で本塁打(5)、出塁率(.471)、長打率(.590)、OPS(1.061)の全てでリーグトップに君臨。まさに手のつけようがないのだ。

 無論、低レベルというわけではない。今冬だけでもホセ・ラミレスやフランミル・レイエスなど現役メジャーリーガーが多数参戦。対峙する投手陣は“メジャートップクラス”というわけではないが、確かな実績を持った選手たちばかりである。

 阪神での最終年となった22年の成績が出場89試合で打率.224、9本塁打、OPS.732と精彩を欠いたロハスJr.だけに、日本球界でチャンスが与えられる可能性は低いかもしれない。それでも、文字通り絶好調となっている今冬の活躍ぶりだけを見ると、ふたたび契約を結ぶ球団が出てきてもおかしくはない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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