「試合を見る理由を与えた」エ軍専門サイトは別れを覚悟!? 大谷翔平へまさかの“謝罪”も「君に勝てるチームを作れなかった」

2023年11月24日(金)12時20分 ココカラネクスト

エンゼルスでの6年間で大きく飛躍した大谷。その活躍への感謝が寄せられた。(C)Getty Images

 オフシーズンに入ろうとも話題は尽きない。23年シーズンも二刀流で球界を席巻した大谷翔平である。

 メジャー6年目の今年は史上初となる「シーズン2桁勝利&40本塁打以上」の金字塔を打ち立てるなど二刀流で一大センセーションを巻き起こした。投手としては8月に右肘側副靭帯損傷の大怪我を負ったものの、打者としては日本人選手初となる本塁打王となるなど堂々たる働きを見せた。

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 史上初となる2度目の満票MVPにも輝いた大谷。今オフはキャリアで初となるFAとなり、去就が世間を賑わせ続けている。

 最低でも5億ドル(約734億2000万円)は必要と囁かれる大谷との契約には、すでにありとあらゆる噂が飛び交っている。獲得候補とされる球団は、ドジャース、メッツ、パドレス、ジャイアンツ、レッドソックスなど枚挙に暇がない。ただ、本人側の具体的な動きは見られておらず、いずれの情報も現時点で噂の域を出ないのも事実だ。

 依然として不透明な感は否めない。そうしたなかで、早々と大谷との契約に諦めムードを漂わせているのが、今季まで在籍していたエンゼルスの界隈だ。現地時間11月23日には、米専門サイト『Halo Hangout』は、サンクスギビング(感謝祭)に合わせて「我々が感謝すべき3人」と銘打った記事を掲載。主砲のマイク・トラウト、若手野手のザック・ネト、そして大谷への“感謝”を記した。

 トラウトとネトに感謝が淡々と綴られたなかで、一人だけ毛色が違ったのが、大谷へのそれだった。同サイトは「何より彼はMVPだ! ショウヘイ・オオタニは、9月上旬に故障者リストに入るまで、これまで見たこともないような素晴らしいシーズンの真っ只中にいた」と強調。そして、別れを惜しむかのように、こう続けている。

「シーズンの最終月のほとんどを欠場したにもかかわらず、彼は満票でMVPに輝いた。その事実こそが、ショウヘイがフィールドで何をもたらしてくれていたかを物語っている。もしも、“そうなるのなら”、思い出をありがとう。

 君は、この6年間、エンゼルス・ファンに試合を見る理由を与えてくれた。ありがとう。ショウヘイ、君に『勝てるチーム』を全く作れなかった申し訳なく思う。君にはそういうチームに入るチャンスが絶対にある」

 もはや再契約を諦め、別れを覚悟したメッセージだ。これは「大谷は勝ちたがっている」という考えが米球界内で広く知れ渡っている証と言えよう。

 果たして、大谷はいかなる球団と大型契約を締結するのか。エンゼルスとの再契約の可能性もゼロではなさそうだが……。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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