“韓国のイチロー”は5年74億円!? 米移籍専門サイトがイ・ジョンフと吉田正尚の比較を展開「彼の全盛期はこれからだ」

2023年11月25日(土)18時0分 ココカラネクスト

韓国を背負って海を渡る決意をしたイ・ジョンフ。その去就は米球界でも注目を集め続けている。(C)Getty Images

 去る11月2日にFA(フリーエージェント)となる選手たちが正式に公示され、各国球界で有力選手たちの動向が活発化。ポスティングによるメジャー移籍を含め、ありとあらゆる選手の去就が話題となっている。

 ファンやメディアの熱視線は「韓国球界の至宝」にも向けられている。KBO(韓国プロ野球)リーグの強豪キウムに所属するイ・ジョンフだ。現在25歳の俊英は今冬にポスティングによるメジャー移籍を目指している。

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 元中日のイ・ジョンボム氏を父に持つサラブレッドは、「韓国のイチロー」の愛称が示すように、その実力は折り紙つきだ。22年シーズンには首位打者(.349)と打点王(113)の二冠を達成して、リーグMVPを獲得した。

 開幕前に「メジャーに行きたい」と明言して挑んだ今季は7月に左足首の靭帯を損傷。無念の長期離脱を余儀なくされたものの、出場86試合で、打率.318、6本塁打、45打点、OPS.861をマーク。最低限の数字は残したと言える。

 韓国国内では12月初旬にポスティング正式宣言が見込まれている。そこから30日間のメジャー球団との交渉が開始されるわけだが、25歳の若さも魅力のイ・ジョンフは、すでに米球界で垂涎の的となっている。

 メジャーリーグを中心に各国の移籍情報を発信している米専門サイト『MLB Trade Rumors』は、契約金について「5年5000万ドル(約74億円)」と予想。「すでにパドレス、ヤンキース、ジャイアンツの3球団が関心を公言している。韓国での素晴らしい実績と、まだ25歳という事実を考えれば当然だろう」と期待を寄せた。

 また、同サイトは「韓国のプロ野球は日本よりもレベルが低いとみなされている。同じタイミングでポスティングとなるヨシノブ・ヤマモトを高く評価するスカウトがいるのは仕方ない」と強調。そのうえで、昨オフにオリックスからポスティングをし、レッドソックスと5年9000万ドル(約126億円)の大型契約を結んだ吉田正尚との比較も展開した。

「今シーズンに足首の怪我をした彼は86試合の出場にとどまり、疑心暗鬼になっている評論家たちにさらなるアピールをする重要なチャンスを逃してしまった。ただ、何かと比較されるマサタカ・ヨシダと比べても彼の守備力は天井知らずで、打撃面も伸びしろが残されている。彼の全盛期はこれからである」

 すでに米球界の大物代理人であるスコット・ボラス氏と契約を締結。メジャー移籍に向けた準備を着々と進めているイ・ジョンフは、どの球団で自身の夢を叶えるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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