「堅苦しい部外者のよう」ラツィオで苦闘の鎌田大地を伊メディアは猛批判! 独紙では早くも“蜜月”の古巣復帰説が
2023年11月26日(日)17時0分 ココカラネクスト
最下位に沈むサレルニターナに足元をすくわれたラツィオ。そんなチームにあって鎌田は精彩を欠いた。(C)Getty Images
27歳のサムライはカルチョの水に馴染めずにもがいている。
現地時間11月25日に行われたセリエAの第13節で、鎌田大地を擁するラツィオはサレルニターナと敵地で対戦。最下位のチームを相手に1−2で逆転負けを喫した。
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セリエAでは9試合ぶりとなるスタメン出場を果たした鎌田。4-3-3のインサイドハーフに入り、巧みなポジショニングからパスを引き出そうと試みるも、理想的な形でボールを受けたシーンはほぼゼロ。目立った場面をほとんど作れないまま、タイムアップを迎えた。
フル出場こそ果たしたものの、この日も攻撃を活性化させられなかった。契約満了に伴ってフリーとなった今夏に年俸300万ユーロ(約4億6500万円)の4年契約で加入するも、いまだ戦力になり切れていない鎌田を、イタリア・メディアは容赦のない論評で責め立てている。
サッカー専門サイト『Calciomercato.com』は、寸評採点記事において、チーム最低の「4.5点」を与えたうえで、「(出場停止の)ルイス・アルベルトのようなプレーを期待していたが、それは大間違いだった。カマダはほとんど前線に出てこなかった」と猛批判。さらにラツィオの専門サイト『Lazio Press』も寸評採点においてチーム最低の「5.0」を付与し、「彼にとってはこれ以上にないチャンスだった。残念だったのは、そのネガティブなパフォーマンスではなく、彼のプレーの短調さだ。まるでピッチに放り込まれたサッカーを全く知らない堅苦しい部外者のようだった」と辛辣な評価を下した。
本領を発揮しきれずにいるのは明らかだ。ゆえに古巣の地元メディアからは驚きの声も上がっている。フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は「カマダに関するとんでもない噂」と銘打った記事内で、来夏の移籍市場での電撃復帰の可能性を示唆した。
同紙はラツィオと鎌田の契約について、「両者は実質的には1年契約しか結んでいない。2年目以降の契約を延長するかはオプションになっている」と指摘。そのうえで「ここまでのパフォーマンスを見る限り、オプションが行使される可能性は限りなく低い」と断言し、「今季終了後にフリーとなってサプライズ的な復帰を果たす可能性はある」と論じた。
カルチョで精彩を欠く日々を送っている鎌田。そのなかで、蜜月の関係にあったフランクフルトへの電撃復帰は実現するのか。ラツィオ移籍に際して「僕には成長の余地がある」と語っていた27歳だけに、何かをインパクトを残そうと奔走するはずだが……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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