人気が高まる世界ラリークロス、2018年シーズンに向け新たなコストコントロール策が承認

2017年12月7日(木)15時24分 AUTOSPORT web

 FIA国際自動車連盟は、WorldRX世界ラリークロス選手権の2018年シーズンにけるコスト削減策を承認した。12月6日に行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルで認められた。


 サーキットレースとラリーの要素を持ち合わせたラリークロス競技は、ターマック(舗装路)とダート(未舗装)が入り交じるコースでマシンが激しいバトルを繰り広げることから、ヨーロッパや北米などで人気が高まっている。

2017年に世界ラリークロスが初開催された南アフリカ・ケープタウンでも多くの観客が集まった


 FIAが主催する世界選手権であるWolrdRXには、プジョーやフォルクスワーゲンがチームにワークス支援を行っているほか、ペター・ソルベルグやセバスチャン・ローブ、マティアス・エクストロームといった強豪たちが参戦している。

シリーズに参戦するペター・ソルベルグ
シリーズに参戦するセバスチャン・ローブ


 2018年の開催スケジュールはすでに発表されているとおり、初開催のアメリカを含む全12戦。4月13〜15日のスペイン戦で開幕を迎え、11月23〜25日の南アフリカ戦で最終戦を迎える。


 そんな新シーズンに向けてFIAはWorldRXプロモーターのコストコントロール策を承認。エンジンやターボ、タイヤ、ギヤレシオ、空力パーツについて、新たな制限が設けられることになった。


 なお具体的な内容については、後日アナウンスされる見込みだ。


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