「新しい道を模索する時期」冨安健洋の放出をアーセナル専門サイトが強く主張 ポーランド代表DFの好パフォーマンスで「手放す必要があるのならばトミヤス」
2024年12月8日(日)15時0分 ココカラネクスト

度重なる怪我に悩まされている冨安。現地メディアはしびれを切らしているようだ(C)Getty Images
アーセナルの冨安健洋は現在も負傷欠場が続いており、復帰時期を示すアナウンスも無い状況だ。1月の移籍市場での放出の可能性も囁かれるなど、厳しいシーズンを送っている。
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長らく冨安が不在となっているアーセナルだが、現地時間12月4日(日本時間5日)に行われたリーグ第14節、マンチェスター・U戦を2-0で勝利し3連勝を飾った。この試合ではセンターバックとしてポーランド代表のヤクブ・キヴィオルが起用されている。キヴィオルはフル出場で好パフォーマンスを披露、2戦ぶりのクリーンシートに貢献した。
今季初スタメンとなったキヴィオルのこの試合でのプレーが高い評価を得たことは言うまでもない。そしてその一方で、日本人DFの「売却」を訴える声がより強いものとなっている。
現地メディア『ARSENAL INSIDER』では、これまで主にサイドバックでプレーするも目立った活躍の無いキヴィオルが「余剰戦力」となりつつあったと振り返りながら、マンチェスター・U戦の内容を踏まえ、「現在では状況が変わりつつある」と評している。さらに、マンチェスター・U戦以前までは、キヴィオルが1月の移籍市場で退団する可能性があったと読み解く同メディアは、「ユナイテッド戦では、左センターバックとしての信頼性を示した」などと、パフォーマンスを強調。
その上で、「もしタケヒロ・トミヤスが健康であれば、この試合でキヴィオルの代わりに出場していた可能性が高い。アルテタ監督はトミヤスを非常に高く評価している。彼は守備力が高く、ボールさばきにも優れている選手だ」と冨安のスキルを称えながらも、「しかし、1月にどちらかを手放す必要があるとすれば、それはトミヤスであるべきだ」と断じている。
他にも、「日本代表のトミヤスは、怪我のためにアーセナルにとって『厄介な問題』となっており、残念ながらクラブは彼を頼りにすることはできない」と綴っており、「このような度重なる負傷は本人にとっても辛いだろうが、クラブとしては新しい道を模索する時期が来ているのかもしれない」との見解を示している。
トピックでは、キヴィオルに対しての「ほとんど欠場することの無い貴重な存在」との評価も綴られている。チーム内におけるライバルの台頭もある中で、復帰が見通せない冨安の立場はますます厳しいものとなっていることは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]