「エンゼルスは前に進まなければならない」大谷翔平の退団が決定したエンゼルス 米識者が指摘した“再建方法”とは

2023年12月10日(日)16時49分 ココカラネクスト

大谷の移籍によってエンゼルスの戦力ダウンは免れない状況だ(C)Getty Images

「エンゼルスファンが長年恐れていた日がついにやってきた」

 エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平は現地時間12月9日(日本時間10日)に自身のインスタグラムを更新し、ドジャースに移籍することを自ら発表した。現地の複数メディアによると、大谷はドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の契約を結んだという。

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 全米が注目した大谷の去就がついに決定した。移籍先候補には様々な球団の名前が挙がっていたが、常勝軍団・ドジャースとの契約で終止符が打たれた。

 二刀流スターのドジャース入りについて様々な意見が飛び交っているが、落胆しているのはエンゼルスファンだろう。米メディア『オレンジカウンティ・レジスター』のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は記事を配信し、「エンゼルスファンが長年恐れていた日がついにやってきた。エンゼルスのユニフォームを着た6年間で歴史を変えたショウヘイ・オオタニは、10年7億ドルでドジャースと契約を結んだ。今、エンゼルスとそのファンは、オオタニの後の人生と向き合わなければならない」と、大谷のエンゼルス退団に落胆した様子を示した。

 大谷が在籍した6年でプレーオフに進出することができなかったエンゼルスだが、二刀流スターがチームに与えた影響は計り知れない。そんな大谷が退団することが決まったが、今後エンゼルスはどう再建していくべきなのか。フレッチャー記者は記事の中で自身の見解を綴っている。

 同氏は「明らかに、オオタニの不在はラインアップに穴を残すだろう。彼は過去3年間で OPS.964を記録した。その間、他のどの打者よりもはるかに優れていただけでなく、耐久性もあった。オオタニは過去3シーズンで124本塁打を放ったが、これはマイク・トラウトのほぼ倍である。さらに、エンゼルスでの投手としてのキャリアは過去3シーズンで428回1/3を投げてチームをリードした」と、大谷の退団によって投打で大きな穴が空くことを指摘。

 一方で、チームの再建については「エンゼルスは投手の補強を必要としており、ブレイク・スネル、山本由伸、ジョーダン・モンゴメリー、マーカス・ストローマンのようないずれかの先発投手と契約することを望んでいる」と先発投手の補強に動いていると言及。

 また、打線については「オオタニが抜ける代わりに、DHのポジションを空けることができる。トラウトやアンソニー・レンドンをそのポジションで起用する機会を与え、両選手の健康維持に役立つだろう」と、DHに負傷で離脱することが多かったトラウトやレンドンを起用できるメリットを記載。また、「ホルヘ・ソレアやJ.D.マルティネスのような強打者の補強にシフトすることもできる」とも指摘した。

 同氏は記事の最後に「オオタニは去ったが、エンゼルスは前に進まなければならない」と指摘したが、二刀流スターの退団で空いた大きな穴をエンゼルスはどのようにして埋めるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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