マサ北宮、ナショナル王者・征矢学「醜態」暴露「酔っ払って携帯を何回もなくしている」…1・1「日本武道館」で激突

2024年12月12日(木)11時40分 スポーツ報知

マサ北宮

 プロレスリング・ノアの来年1・1日本武道館でGHCナショナル王者・征矢学に挑戦するマサ北宮が12日までにスポーツ報知の取材に応じ、征矢の知られざる弱点を暴露した。

 征矢が今月1日の新宿FACE大会で近藤修司を破り3度目の防衛を飾った直後に北宮がリングインし挑戦を表明し武道館でのタイトルマッチが電撃決定した。

 今月5日に都内で行われた会見で北宮がガム1個をかみながら登壇すると「負けたくない」と意を決し、唐辛子の板ガムをすべてほうばり口内が炎上した。この対抗心の真意を征矢は、報知の取材に「マサマサ北宮には何に対しても負けたくない。これから元日までタイトルマッチを盛り上げていくところから戦いは始まっている」と激白した。

 そして「試合はもちろん、いろんなことに関して…」と思いを巡らせると「例えば飲む酒の量、飯を食う量だって何に関しても北宮には負けたくない。すべてにおいて負けたくない」と元日決戦までにリング外での大食い対決、酒豪対決もぶち上げた。

 こうした王者の「負けたくない魂」に北宮は「執念、執着は感じる」とほほ笑むと武道館までの番外対決に「望むところだ」と受けて立つことを宣言した。

 その上で「酒」について過去に何度か酒席を共にしたことを明かした上で「アイツは酔っ払って携帯を何回もなくしている」と暴露。さらに「アイツはいっつも酒飲んで調子こいているよ。4、5杯飲んだあたりで調子良くなっているよ」と見下した。一方で「オレは、酒飲んで調子こいたり、乱れたりしたことは一度もない。ましてや携帯をなくしたことなんてない」と胸を張り「武道館の前に前哨戦をやってやってもいいぞ」と酒の飲み比べ、大食い対決に照準を定めた。

 リング外での「醜態」を暴露した北宮だが、リング上での征矢は認めている。昨年9・24名古屋大会で稲葉大樹を含む3人で「オレたち世代でのしあがっていく」とノアの活性化を掲げ決起した。当時を「メインに絡んでいない人間…いわば余っている人間が放り込まれるように俺らは、よく組んだりしていた」と振り返り「だからこそ、自分がこのままじゃいけないと思った」と決起した理由を明かした。36歳の北宮は健介オフィスに入門し2014年3月からノアに移籍した。対する征矢は39歳で07年に無我ワールドでデビューし20年4月からノアに参戦した。世代も同じ。他団体からノアへ漂着した道のりも重なる。それだけに北宮は征矢を「互いにノア生え抜きじゃないし、よそから来て必死こいて戦っている。そういう意味では同志、戦友だと思っているよ」と打ち明けた。

 この決起から巡業先で酒を酌み交わしながらノアの未来を情熱的に語り合ってきた。ただ、ジョッキ4杯で征矢が「乱れる」ため話し合いは頓挫。「いつもアイツが乱れないように見守っていたよ」と征矢のお守りをさせられた“黒歴史”をあきれ顔で公表した。

 リング内外で方舟の未来を語り合ってきた2人。ただ、ノア参戦から10年でまだ一度もシングル王座を奪取していない自身に対し征矢は4年目で戴冠を果たした。「ジェラシーはあるし、一番は『何、やっているんだオレ』っていう思いが強い。だからこそ積年の思いをヤツにぶつけるよ」と目を血走らせていた。

 19日の後楽園ホール大会では最初で最後の前哨戦が行われる。北宮はルーキーの小田嶋大樹と組んで征矢、藤田和之とタッグ対戦する。藤田とも遺恨が発生しているだけに「倒すべき相手が2人いる」と一網打尽を誓った。

 ◆1・1日本武道館大会全対戦カード

 ▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合

王者・清宮海斗 VS 挑戦者・OZAWA

 ▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ NEW YEAR FIRST DREAM

中邑真輔 VS 佐々木憂流迦

 ▼GHCタッグ選手権試合

王者組・丸藤正道、杉浦貴 VS 挑戦者組・ジャック・モリス、X

 ▼GHCナショナル選手権試合

王者・征矢学 VS 挑戦者・マサ北宮

 ▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分3本勝負

王者・ダガ  VS 挑戦者・Eita

 ▼第4試合・スペシャルシングルマッチ

拳王 VS “想い人”KENTA

 ▼第3試合・シングルマッチ Brother vs Brother

イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS ガレノ・デル・マル

 ▼第2試合・8人タッグマッチ NEW YEAR LIMIT BREAK

潮崎豪、モハメド ヨネ、小峠篤司、大原はじめ VS 藤田和之、石川修司、遠藤哲哉、ブラックめんそーれ

 ▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/3WAYマッチ

王者組・HAYATA、YO—HEY VS 挑戦者組・AMAKUSA、宮脇純太 VS 挑戦者組・アレハンドロ、カイ・フジムラ

※最初に勝利したチームが、この試合の勝者。

 ▼ダークマッチ・NOAH THE RUMBLE(午後3時15分・試合開始

出場選手→小田嶋大樹、大和田侑、晴斗希、谷口周平、タダスケ、菊池悠斗ほか全13選手が出場。

 ※2名の選手の対戦から開始、60秒ごとに選手が入場し対戦に加わっていく全13選手によるランブル戦。勝敗は、フォール、ギブアップの他にトップロープ越しに場外に落ちると失格となる「オーバー・ザ・トップロープ」形式を採用。優勝者にはどのGHCタイトルにも挑戦できる権利が与えられる。

スポーツ報知

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