コルベット、デイトナ24時間は2台体制で参戦へ。WEC王者ソーレンセンを招聘/IMSA

2021年12月13日(月)15時35分 AUTOSPORT web

 シボレーのワークスGTレースプログラムを担うコルベット・レーシングは、2022年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースに、2台目のコルベットを投入し、同レースでマルコ・ソーレンセンがプラット・アンド・ミラーが運営するチームに初参加することを確認した。


 アストンマーティン・ワークスドライバーで、WEC世界耐久選手権では2度のLM-GTEワールドチャンピオンを獲得しているソーレンセン。彼は来年1月29〜30日にデイトナで行われる24時間レースで、2022年シーズンのWECにフル参戦することが発表されているトミー・ミルナーとニック・タンディのペアに加わり4号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rをシェアする。


 僚友はIMSAのGTデイトナ・プロ(GTDプロ)クラスにフルシーズンエントリーすることがアナウンスされている、アントニオ・ガルシアとジョーダン・テイラーに第3ドライバーのニッキー・キャツバーグを加えた3号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rだ。


 シボレーは当初、来シーズンの北米スポーツカーシリーズに新設されるGTDプロクラスに1台のみエントリーするとしていた。その一方、デイトナなど一部のロングディスタンス・イベントに、2台目のコルベットを投入することも否定はしていなかった。


 新しいGTクラスに登場する2台のクルマは、いずれもアンチロックブレーキシステムを搭載するほか、エアロパッケージの見直しやFIA GT3レギュレーションに合わせたパワーダウンなど、これまでGTル・マン(GTLM)クラスやWEC/ル・マンのLMGTEプロクラスを戦ってきたGTEマシンから若干のモディファイを受けた“GT3格”のモデルとなる。


「このチームと一緒に、皆が望んでいる結果をともに達成しようとすることは僕にとって素晴らしい機会だ。もちろん目標は優勝することだよ」と語るのは、アストンマーティンで2度の世界王者となったソーレンセン。


「僕はコルベット・レーシングの精神が大好きなんだ。このチームには素晴らしいクルマがあり、僕の知っている限り、チームを組むことになるのはは本当に素晴らしい人たちばかりだ。だからチームに参加することをとても楽しみにしている」


「コルベット・レーシングは、僕から見るといつも卓越したチームだった。レースに臨む姿勢がそう思わせる原因のひとつだ。彼らはレースに出て、全力で勝負している」


「彼らは非常に長い歴史を持っているので、このチームと一緒にデイトナに行く機会を得られたことは素晴らしいことだ」


 先月の参戦発表時にドライバーラインアップの中に名前があったアレクサンダー・シムズは、WECのシーズンハイライトとなるル・マンでのみ、ミルナー/タンディ組に合流する予定だ。

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