SB入り近藤 異例の大型契約で波紋 早くもささやかれる「近藤包囲網」とは

2022年12月14日(水)12時13分 ココカラネクスト

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 海外FA権を行使し、ソフトバンク入りを決めた近藤健介外野手(29)が13日、千葉・鎌ケ谷の球団施設へ別れのあいさつに訪れた。

 近藤は決断に至るまでの経緯を「苦しかった。ファイターズに恩もあるし、入団当初からお世話になった中嶋監督(オリックス)と野球をやりたい思いも。いろんな思いがあった」と振り返る。

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 最終的にはソフトバンクを選んだ理由に関しては「これまで自分のために野球をやってきたけど、これから先、子どもも大きくなる。家族に幸せになってもらわないと、野球をやっていても意味がない」と説明。提示された条件や環境を総合的に判断し、新天地を求めると話した。

 一方で7年総額50億円、単年ベースで7億円超となる異例の大型契約が明らかになったことで波紋は広がっている。

 ネット上では「結局金か」「もう少し早く決断すれば良かったのに」など、宣言から決断まで時間がかかったことも金額つり上げの材料に使われたのではないかなど、思わぬ疑念を招く結果となった。

 背景には剛腕代理人の存在もあったとされる。

 「近藤の代理人を務めたのは過去にほかのプロ野球選手も担当、いくつもの大型契約を勝ち取った人物です。非常に仕事ができる反面、球団のチームバランスなどには加味せず、あくまで選手のために高額契約を求めていくスタイルで知られています」(球界関係者)

 一方で、ラブコールを送りながら、袖にされた球団には「打倒・近藤」の思いが生まれつつあるようだ。

 「シーズン中から選手、首脳陣とも熱心に会話を交わすなど、近藤に特にシンパシーを感じていた西武を始め、最後までソフトバンクと一騎打ちとなったオリックスでは、近藤封じ込めが来季のキーワードとなりそうです」(同)

 2年連続V逸となったソフトバンクの前にいずれも立ちはだかってきたのはオリックス。吉田正尚をポスティングで欠くことになったが、今オフはFAで強打の捕手、森を西武から獲得した。「ナカジマジック」で知られる中嶋監督の手腕にも注目が集まりそうだ。さらに西武も松井新監督を迎え、気合が入っている。全力で近藤をつぶしにくるのは間違いない。

 球界屈指のヒットメーカーである近藤は各球団包囲網の中、FA戦士の使命でもある「優勝請負人」となれるか。注目の来シーズンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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