ゲーム事業等を手がけるモブキャスト社がトムスの子会社化を発表

2017年12月20日(水)23時28分 AUTOSPORT web

 スマートフォン向けのゲーム事業やエンターテインメントコンテンツ等を手がける株式会社モブキャストは12月20日、スーパーGTやスーパーフォーミュラ、全日本F3選手権等に参戦するレーシングチームである株式会社トムスを子会社化すると発表した。


 トムスはスーパーGT500クラスにLEXUS TEAM au TOM’S/LEXUS TEAM KeePer TOM’Sとして参戦、2017年はKeePer TOM’S LC500の平川亮/ニック・キャシディ組がチャンピオンを獲得した。また、スーパーフォーミュラではアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴を擁し、VANTELIN TEAM TOM’Sとして参戦した。


 また、全日本F3選手権ではカローラ中京 Kuo TEAM TOM’Sとして坪井翔と宮田莉朋を擁し参戦しチームチャンピオンを獲得しているなど、トムスはこれまでも日本のトップカテゴリーで数多くの王座を獲得したほか、マカオグランプリなど海外レースでも活躍する日本屈指の強豪チームのひとつだ。さらに、その技術力とブランド力を活かし、トヨタ車/レクサス車向けのチューニングパーツも販売している。


 12月20日にモブキャスト社から発表されたプレスリリースによると、モブキャストとトムスは株式譲渡に関する基本合意書を締結。トムスがモブキャストの連結子会社となった。


 モブキャストは今回の合意について、「国内外の自動車レースにおける実績をもとに、高いブランド力を持つトムスを子会社化する事で、『レース事業』におけるトムスのさらなるブランド力向上と新たな価値を創出したコンテンツ展開、『商品事業』では、モブキャストグループが培ってきたITテクノロジーの活用、グローバルな事業展開を推進することでトムスの新たな企業価値を創出できる、と確信しております」としている。


 また今後の展開については、「スマートフォンゲーム事業を中心に今までモブキャストが培ってきた、新たなビジネスモデルの構築力、多様な資金調達手法の提案力、エンタメ業界全般における人財ネットワーク力を強みとして、今後は強力なIP(知的財産権)やブランドを持ち、かつネットおよびグローバル化の強化、将来の経営継続性確保、資金調達や経営支援、を望む企業や個人を対象として、アライアンスや資本提携を進めてまいります」とプレスリリースに記した。

au TOM’S LC500
KeePer TOM’S LC500の平川亮(右)、ニック・キャシディ(左)がスーパーGTで初めてのタイトルを獲得
中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)
坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)


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