水戸DF田向泰輝、徳島への完全移籍が決定「新しい地でチャレンジする」

　徳島ヴォルティスが、水戸ホーリーホックのDF田向泰輝を完全移籍で獲得した。両クラブが26日に発表している。

　移籍が決まり、田向は水戸のクラブ公式HPでコメントを発表。ファン・サポーターに別れを告げた。

「徳島ヴォルティスに移籍することになりました。水戸ホーリーホックでは5年間プロサッカー選手として1から成長させてもらい、本当に感謝しています。地元出身として水戸ホーリーホックでプレーしたい気持ちと、1人のサッカー選手として新しい地でチャレンジする気持ちで迷っていましたが、新しい地でチャレンジすることを決めました」

「水戸ホーリーホックというクラブには温かいサポーターがいて、いいチームメイト、いいスタッフに恵まれて、そして地元のクラブであり、僕にとってとても居心地のいい場所でした。ただその居心地の良さが自分の選手としての成長に繋がるのか、居心地の良さよりももっと厳しい環境に身を置いた方が、自分が選手としてより成長できるのではないかと考えていました。そこで今回この決断をしました。今回の移籍を受け入れられない人もいると思います。ですが水戸ホーリーホックというクラブが僕にとって大切なものであることはずっと変わりません。5年間、良いときも悪いときも変わらず声援を送り続けてくれて本当にありがとうございました！！」

　そして、同選手は新天地となる徳島のクラブ公式HPにもコメントを寄せ、意気込みを述べている。

「水戸ホーリーホックから加入することになりました田向泰輝です。チームの勝利、目標達成のために最後まで走り抜きます！
来シーズン一緒に戦えることを楽しみにしています。応援よろしくお願いします！」

　現在26歳の田向は、流通経済大学から2014年に水戸へ加入し、プロキャリアをスタートさせた。2年目の2015年より出場機会を増やし、同年の明治安田生命J2リーグでは29試合出場1得点を記録した。今季はJ2リーグ戦29試合出場2得点。通算ではプロ5年でJ2リーグ戦124試合出場3得点をマークしている。