台湾屋台名物の巨大唐揚げ「大鶏排」の丼が大人気! 五反田『アジア食堂 五香粉』に行ってきた

2020年1月8日(水)12時0分 食楽web


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 台湾の屋台料理の一つ、「ダージーパイ(大鶏排)」をご存じですか? 手のひらよりも、いや、顔よりも大きいと言われる巨大な鶏のからあげです。鶏ムネ肉を特製のタレに漬け込んで、サツマイモの粉と五香粉をまぶして揚げてあるのが特徴です。

 本場・台湾で食べるそれは、揚げたてアツアツ&サックサク。そして香ばしくてジューシー。衣には「五香粉(ウーシャンフェン)」を使用してあり、非常にエキゾチックな香りがするからあげなのです。ちなみにご承知の通り、五香粉は、八角、山椒、シナモン、クローブ、フェンネルなどを合わせた中華スパイスです。


五反田駅から徒歩5分の場所にあります

 その「ダージーパイ」を、丼の上にのせたガッツリ系ランチが人気の店が、東京にあります。それが五反田の『アジア食堂 五香粉』。2019年12月にオープンしたばかりです。ランチ営業のみということで、さっそく平日の昼間に食べに行ってきました。

丼の蓋のごとくかぶさる巨大からあげ


「ダージーパイ定食」の丼

 メニューは、“名物特大唐揚丼”とメニューに書かれた「ダージーパイ定食」や「ルーロー飯定食」、タイのチキンライス「カオマンガイ定食」など、アジアの屋台料理が中心。全て750円以下と、なかなかにリーズナブル。12時ちょっと過ぎのランチタイムになると、近隣のビジネスマンやOLたちが続々とお店に入っていきます。


ランチ時間だけ営業。メニューは定食が中心

 入店すると、明らかに女性客が多数なのに驚きます。みんな、次々と「ダージーパイ定食」や「ルーロー飯」を注文しています。ダイエットに大敵といわれる揚げ物や豚バラ肉にも、一切臆することなく果敢に挑む五反田のOLさんたちの食いしん坊ぶりに脱帽です。


スープとラー油のタレが付いてきます

 もちろん、筆者は目的の「ダージーパイ定食」を注文。数分後、登場したそれは、巨大なからあげが“丼の蓋”のごとくごはんの上にかぶさっており、なかなかのボリュームです。食べやすくカットされてはいるものの、鶏ムネ肉を一枚丸ごと揚げてのせているそうです。


横から見るとこんな感じ

 からあげの下を確認しようと箸でからあげを持ち上げてみると、千切りキャベツと白いごはんがお目見え。お店の方が「下の受け皿にダージーパイを移すと食べやすいですよ」とアドバイスしてくれました。秩父名物のわらじカツのような感じですね。


ダージーパイの下にはキャベツとごはん

 まずはダージーパイをひと口。ガブリと噛みつくと、台湾の屋台同様、サックサクの食感。肉はしっとりしていて柔らかく、衣からはふわりと花椒と八角の香りがします。カラッと揚げてあるせいか、油っぽさを全然感じません。醤油や生姜の下味もほどよく、白いごはんに非常に合う味わいです。一緒に出された特製のラー油の辛味と酸味を加えると、さらに食欲が増して、あっという間に完食してしまいました。


丼の大きさは、一般的なものより少し小さめです

 このダージーパイ定食は、見た目はデカ盛りのようですが、実は、ごはんの量が多すぎず、ちょっと少なめ。「もう少し食べたいな」と思う腹八分くらいで食べ終わることができるんです。オープンして1カ月足らずなのに女性にも大人気なのは、この軽快な味と量にありそう。実際、全部食べたのに、なぜか罪悪感はゼロ。次回は「ルーロー飯」も食べに行きたいと思います。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:アジア食堂 五香粉

住:東京都品川区東五反田3-17-14
TEL:非掲載
営:11:30〜14:00
休:不定休

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