「年越しそば」ならぬ「年明けうどん」知ってる? めでたい紅白色で人々の幸せ願う

2024年1月10日(水)18時41分 Jタウンネット

皆さん、昨年の年末も「年越しそば」を食べただろうか。

その記憶もまだ新しい2024年1月初旬、Jタウンネットの編集部員は「年越しそば」に対抗心むき出しののぼり旗を発見した。

それがこちら。

兵庫県姫路市にある「乾麺パーキング」ではためく、「年明けうどん」の文字。

「年越しそば」ならぬ、「年明けうどん」。聞き慣れない言葉だ。一体何だろう。

調べてみると、「本場さぬきうどん協同組合」「年明けうどん普及委員会」「さぬきうどん振興協議会」が提唱しているもののようで......。

「純白で清楚なうどんに紅いトッピングを添えて」

「toshiakeudon.jp」なるウェブサイトも存在した。先ほどの3団体が運営しているサイトだ。

そこでは「年明けうどん」について、こう説明されている。

「純白で清楚なうどんに紅いトッピングを添え、年の初めに食べることで、その年の人々の幸せを願うものです。
紅いトッピングを添えたうどんを、元旦から1月15日までに食べることで、家庭でも手軽に元旦のお祝いができます」

こちらは、"紅いトッピング"としてニンジンとえび天が採用された年明けうどん。卵と餅が入ったあげも添えられていてボリューム満点だ。

「年明けうどん」はいつからあるものなのだろうか。Jタウンネット記者が10日、年明けうどん普及委員会事務局の広報担当に聞くと、2008年だと答えた。

きっかけは、その年、香川県で開催された「世界麺フェスタ」というイベントだった。

紅いものであれば何でも

2008年の「世界麺フェスタ」には、香川県の製麺関係者が一堂に会した。その際に「製麺関係者みんなで何かできないか」と知恵を出し合った結果、「年明けうどん」が誕生したという。

そして同年、さぬきうどん振興協議会が「年明けうどん」の定義を発表。翌09年には「年明けうどん」の商標登録を行い、本格的なPR活動を開始した。

毎年12月には香川県で「全国年明けうどん大会inさぬき」というイベントを開催するなど、PR活動は継続しており、2023年に10周年を迎えたという。

「年明けうどんは、家庭でも簡単に作ることができるものです。純白のうどんに、色々な紅い具材を添えていただき、お正月をお祝いいただければと思います」(年明けうどん普及委員会事務局広報担当)

紅いトッピングは、紅いものであれば何でも問題ないとのこと。

海老や梅干し、かまぼこなどが一般的だという。公式サイトでは香川のお雑煮の定番「あんもち」が入っているものも紹介されている。

年明けうどんの季節は1月15日まで。未体験の方も、好きな紅いトッピングを添えて、年明けうどんを食べてみてはいかが?

Jタウンネット

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