『寒波襲来』でまずやるべきコトは? 凍結防止策に「すぐやる」「意外と簡単」
2025年1月14日(火)9時10分 grape
※写真はイメージ
寒波が来ると起こり得る『水道管の凍結』。
朝になって「水が出ない!」と焦った経験がある人も多いのではないでしょうか。
自然に溶けるのを待つのは時間がかかるうえに、凍結破損が起きると修理に膨大な費用がかかるため注意が必要です。
本記事では、住宅設備機器メーカー『株式会社 LIXIL(以下、リクシル)』の公式サイトから、水道管の凍結防止法を紹介します。
水道管の凍結防止はしたほうがいい?
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そもそも、どのくらい冷え込んだら水道管の凍結防止をおこなうべきなのでしょうか。
リクシルの公式サイトでは、下記のように説明しています。
気温・室温が0℃以下になる場合は、凍結を防止してください。
配管や水栓が凍結破損すると、漏水のため家財に損害を与える恐れがあります。
リクシル ーより引用
気温が氷点下になると、水道管が凍結したり破損したりするトラブルが起こりやすいとのこと。
一晩でも凍結は起こり得るため、寒波襲来の情報をキャッチした際には必ず対策しておくことがおすすめです。
また旅行でしばらく家を空ける場合も、対策してから出かけましょう。
東北以外の地域では、『水道管の凍結トラブル』と聞いてもあまりピンと来ないかもしれません。しかし普段温暖な地域でも、長く寒波が続くと水道管が凍結する可能性があります。
凍結を防止する方法とは?
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万が一に備え、以下の凍結防止法を覚えておきましょう。
室温が0℃以下にならないようにする
まずは、窓をしっかり閉めて部屋の気温を下げないことが重要です。冷え込み具合によっては、暖房をつけっぱなしにするのもよいでしょう。
電気代がもったいないと感じるかもしれませんが、水道管が破損して修理費用がかかることを考えれば、凍結防止のほうが優先です。
蛇口から少量の水を流しっぱなしにする
水をチョロチョロと出しっぱなしにする方法も有効です。ボウルなどに溜めておけば、洗濯や植物への水やりなどに使用でき、無駄になりません。
また屋外に蛇口がある場合は、蛇口全体に保温剤を巻くことでも凍結を予防できます。
配管や水洗金具の水を抜いておく
あらかじめ『水抜き』しておくのもいいでしょう。蛇口の周りにあるコックを開いて水を抜いておけば、蛇口の凍結や破損を防止できます。
水抜きの方法は使用している機種によって異なるため、取扱説明書をよく読んでからおこなってください。
解氷機の使用には注意!
凍結した水道管を元に戻すアイテムとして、解氷機があります。しかし使用時には十分注意が必要です。
水栓金具の本体に通電させると、水栓内部の樹脂部分が破損する危険性があります。
また解氷機による解凍は、配管の種類によっては発熱しやすいとのこと。自然解凍させたり業者に依頼したりして、安全第一でおこなってください。
[文・構成/grape編集部]
出典 リクシル