ロシアの森で発見された巨大球体の謎! 政府が真相不明のまま破壊、専門家はUFO説を提唱

2023年1月14日(土)17時0分 tocana


 昨年10月、ロシア・ソチにある森林で巨大な球状の物体が2つ発見された。


 発見者の男性が、その様子を映像に記録し、ネット上に公開したことで、大きな話題になったのだが、それ以来、この物体について、キノコ、UFO※、宇宙船の燃料タンク、はたまたスターリンク衛星や彫刻家による芸術作品だという説が飛び出した。


※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。


 ただ、どれも確定的な情報ではなく、議論は紛糾していたが、「環境法違反を避けるため」という理由で、森林局の職員によって、唐突にこの球体は破壊されてしまったのだ。地元住民らは、この決定に対してさまざまな反応を示した。ロシア国内はもとより広く世界中の関心を集めたため、観光資源として球体を利用すべきだったという声もあった。


 


 森林局の職員はハンマーを使い球体を完全に破壊してしまい、今はもうその姿を見ることはできなくなった。球体の中には金属の骨組みがあったことがわかっているが、それ以上の情報は出てきていない。謎の球体の中身は永遠の謎として残ってしまった。


 この球体についてUFO研究家のスコット・ウェアリング氏は自身のブログにて、独自の見解を述べている。


「3カ月前にロシアの森で発見された2つの巨大な球体。ロシアのニュースでも、この奇妙な物体は宇宙から飛来したものであり、もしかしたら宇宙人の仕業ではないかとの見解が報道されました。しかし今週、地元の森林局で働くという軍服姿の2人の男が、ハンマーで2つの球を破壊したのです。割れた球体の1つからは、ボールの中に金属の骨組みがあることがわかります。それは別世界の技術なのか、それとも墜落した宇宙人のUFOか探査機なのか。私たちは決して知ることはできない。その残骸はすべて消え、それがあったことを示す他の証拠もなくなっている。しかし、もしそれが本物のUFOでないなら、なぜ軍隊を使って何かを破壊しようと急いだのでしょうか。私はロシア政府による隠蔽工作を疑っています。この2つの球体が、本物のUFOであることの100%の証拠になります」(ウェアリング氏)


 ロシア政府はこの物体について何か特別な事情を知っているのだろうか。とはいえ、破壊された球体から見える金属の骨組みはチープであり、UFOというより人工的に作られたオブジェである可能性が高そうだが……。


参考:「Sochi Stream」「UFO Sightings Daily」ほか

tocana

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