海洋散骨のエリア拡大 海に面する全都道府県81カ所から出航
2024年1月16日(火)7時0分 OVO[オーヴォ]
同社での海洋散骨実施件数は2022年には年間809件、2023年は862件と年々増加。問い合わせや要望も増えているといい、自分や故人が生まれ育った土地から出航して散骨したい、家族の思い出の土地から故人を送りたいなど、出航エリアに関する要望などが月に300件を超えることもあるという。
出航には、各地の観光船や遊漁船などを運航している船舶事業者との協業が必要不可欠。仏事や散骨にネガティブな意見も多く、出航を断られるケースもあったが、縁のある場所で散骨を希望する人がいることや、厚労省の定めるガイドラインを遵守して散骨していることなどを伝え、「人のためになるなら」と快諾してくれる事業者も増えて、出航エリアの拡大につながった。目下、国内に加えハワイからも出航できる。