【中学受験過去問に挑戦】開成中学校・国語…カニ弁当を上手に売った社員はどっち?
2023年1月16日(月)9時45分 リセマム
開成中学校の過去問題集から、2018年度入試「国語」で出題された問題にいざ挑戦。
(問題提供:声の教育社)
開成中学校
明治4(1871)年創立。東京都荒川区西日暮里にある私立男子中学校・高等学校。中学校から入学した内部進学生と高等学校から入学した外部進学生を、高校2年から混合クラスとする併設混合型の中高一貫校。「ペンは剣よりも強し」を図案化した校章がその校風を象徴している。
教育理念は、「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」。人間性の開拓・啓発に重きを置き、社会や世界に貢献する次代の人材の育成を目指している。激動する時代に向かうにあたり、生徒が自身の中に揺るぎのない力強い心構えを身に付けられるよう「自主」と「自律」を礎に自ら開拓し育んでいく積極的な「自由」を伝統としている。基礎学力を養成していくうえで習熟度別クラス編成は特に行わず、生徒の自主性を尊重しながら日々の授業を重視。高校からの入学者(約100名)は1年間別クラスとして、科目によっては補習等を通じて内部進学者との進度を合わせるようにしている。
開成中学校 2018年度入試問題「国語」(提供:声の教育社)
資料1 開成中学校 2018年度入試問題「国語」
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解答と解説
資料2 開成中学校 2018年度入試問題「国語」解答
資料3 開成中学校 2018年度入試問題「国語」解説
声の教育社のワンポイント解説
この問題で問われているのは、片方の社員を評価する部長に対して、それを否定する社長の考えをグラフから読み取らねばならないという点。解答の自由度が高すぎることで「なにかを書けば点数がもらえる」ようなサービス問題になったり、採点が大変になったりするなどの問題もあるが、開成の問題は、書き出しの条件を設定するなどして正解の範囲を狭めている。