フラッシュ撮影後にマグロが自殺? 水族館で起こった衝撃事故

2023年1月17日(火)7時0分 tocana


 海外にてとある動画がネットを中心に物議をかもし、「水族館でフラッシュ撮影を禁止」するよう求める声が高まっている。


 問題の動画は水族館の大水槽前で撮影されたもので、大勢の来観者の一人がフラッシュを焚いて撮影した様子が記録されているのだが、その直後、一匹のマグロが突然ガラスに正面から突っ込んできて、水槽の底に沈んでいったのだ。


 まるでマグロがガラスに飛び込んで自殺するように見えるこの動画は海外の掲示板サイト「Reddit」に投稿されたのをきっかけに再注目され、ネット上に拡散。水族館でのフラッシュ撮影の適否について再び議論を巻き起こすこととなった。動画が投稿されたRedditのスレッドにも「フラッシュ撮影は魚を興奮させ、攻撃的にする可能性があることを考慮し、水族館でのフラッシュ撮影を禁止するべき」だというコメントが投稿されていた。


 そもそもプールや水族館のアクリルはフラッシュ撮影の影響を受けやすい、反射性の高い構造をしているという。複数枚のアクリルが重なった構造である水族館の水槽に光が照射されると、アクリル内部で反射が生じ中の動物を混乱させてしまうそうだ。たとえば水槽内部の魚たちは、反射を見てアクリル板のある方向にも水が広がっていると錯覚してしまうのだとか。また、動物によってはフラッシュに脅威を感じ、攻撃的になることもあるという。


 このようにフラッシュ撮影にはさまざまな弊害があるため、水族館のようなアクリルディスプレイを扱う場所では、フラッシュ撮影を積極的に行わないよう注意喚起が行われているのが一般的だ。飼育されている生物だけでなく来場者や撮影者の安全確保のためにも、フラッシュ撮影には留意したい。



参考:「Daily Star」ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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